はちみつコミックエッセイ<br> 人生最大の失敗

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はちみつコミックエッセイ
人生最大の失敗

  • 著者名:野原広子【著者】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • オーバーラップ(2022/09発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784824002600

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内容説明

夫にとって、私と結婚したことが「人生最大の失敗」だったそうです。
それはこっちのセリフだと、50歳を目前に離婚しました。
独り身になってみてしみじみわかる、孤独と喪失と焦燥。
数十年ぶりの独身生活に困惑しつつ、今日も自分を生かすため、働かなきゃなりません。
離婚は未来を明るく照らす決断だったのか、それとも老後を棒に振る愚行だったのか…?
--------------主人公エリコの真の「人生最大の失敗」とは、何だったのでしょう…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

52
放っておけば悪化していくばかりの関係。別れた方がよいこともある。気持ちに折り合いをつけ、妥協しながらも、続けた方がよいときもある。失ったものは取り戻せない。後悔はほどほどに、次を考える。自分も完全でなければ相手も完璧ではない。理想と現実のギャップ。相手ではなく自分が何をできるかだ。その時、その場で、”よりマシ”な選択をする。何が自分をよくするか?弱きものの犠牲が少なくて済むのは何か?”ベスト”ではなく”ベター”を目指す。「人生最大の失敗」とは?それは終わらないとわからない。そのときあなたはこの世にはいない2024/01/14

ころこ

43
ネット広告で発見し、すかさず購入してみた。ある大型書店では、マンガの棚ではなく「コミックエッセイ」の棚、つまり文学として整理されていた。納得。ぼくも購入した動機は、本作がつまらない小説よりも文学だとおもったから。マンガが文学であることは、今や一定のコンセンサスを得ている。本作でも頻繁に登場する吹き出しの無い右上から縦書きで書かれる叙述は小説の心理描写にあたる。そして書かれるべきところに余白をつくることで、それも表現になってしまう。継起的な文章である小説よりも、文字と絵を同時に見せることができるマンガ表現の2022/09/23

たまきら

36
打算とあきらめの家族三人に呆然。彼女には家も親権もゲットして、もっと素敵な恋人を見つけてほしかったなあ。同時に「人生最大の失敗」を人のせいにする精神が理解できない。…あっ!?よく考えたら「妻が口をきいてくれません」の作家さん。そのことを忘れて手を出した私が間違ってるよ…。三人とももっと言いたいこと言ったらいいのに…。所詮思ったことが全部口から出てしまう私には、自由に生きることの素晴らしさ以外理解できない内容でした。2023/11/05

marumo

19
人生最大の失敗は結婚したこと…と夫が言っているのを聞いてしまったら。そりゃザックリですわ。こっちこそだよっ!と怒って離婚を決意したって不思議じゃないけど、エラく時間がかかったわね。逡巡していたならまだわかるけど、着々と準備しながら娘の独立を契機に切り出すなんてね。不仲の両親に悶々としていた娘の気持ちには気づかず「優しく育った」なんてお気楽ね。相変わらず、結構若いのに粘着体質&小心な主人公だったのでした。最後はやっと身も心も自立してよかったわ。2022/10/20

ozoz

15
勝ちとか負けとか何?って思う日々に読んでみた。妙齢の主人公エリコさんを弱っちい存在だなぁと思いながらも、自分だってどおよのツッコミを重ねながらページをめくる。著者の作品は怖さも魅力。今作は怖さ薄めで、励まし多め。2023/01/22

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