LIMITS - 脱成長から生まれる自由

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LIMITS - 脱成長から生まれる自由

  • ISBN:9784272111282

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内容説明

脱成長 vs. 人間の自由?

ローマ・クラブ『成長の限界』レポートから50年。

資本主義の限界、地球の限界……。気候変動とパンデミックのなか、「限界(LIMITS)」が再び議論の中心に現れた。

脱成長論を世界的にリードする研究者が説く、自由、民主主義、エコロジーの新たな思想。

解説 斎藤幸平+FEAST

※本書は、大月書店刊『LIMITS――脱成長から生まれる自由』の電子書籍版です。

【著者】
ヨルゴス・カリス
(Giorgos Kallis)
1972年ギリシャ生まれ。スペインのバルセロナ自治大学環境科学技術研究所ICREA教授。専門はエコロジー経済学とポリティカル・エコロジー。脱成長論を世界的にリードする研究者の一人。日本語訳のある著書に、『なぜ、脱成長なのか――分断・格差・気候変動を乗り越える』(共著、NHK出版)がある。

小林舞
1983年生まれ。京都大学特定助教。専門は環境社会学、農村社会学、アグロエコロジーの実践。著書にZachum Feast Gochisou:Life around the Bhutanese plate(自費出版)ほか。

太田和彦
1985年生まれ。南山大学准教授。専門は食農倫理学。訳書にポール・B・トンプソン『〈土〉という精神』(農林統計出版)、『食農倫理学の長い旅』(勁草書房)ほか。

田村典江
1975年生まれ。事業構想大学院大学専任講師。専門はコモンズ論、小規模な農林漁業の実践。共編著に『人新世の脱〈健康〉』(昭和堂)、『タネとヒト』(農文協)ほか。

小林正佳
1946年生まれ。元・天理大学教授。著書に『踊と身体の回路』(青弓社)、訳書にジェイムズ・プロセック『ウナギと人間』(築地書館)、ジェームズ・ヒューストン『北極で暮らした日々』(どうぶつ社)ほか。

目次

日本語版へのまえがき
序章 なぜ限界を問うのか
第1章 マルサスのどこが間違っているのか
第2章 経済学――限界なき欠乏
第3章 環境保護論者の限界
第4章 限界の文化
第5章 限界の限界
エピローグ――限界の擁護
解説(斎藤幸平+FEAST)