竹書房怪談文庫<br> 実話奇彩 怪談散華

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竹書房怪談文庫
実話奇彩 怪談散華

  • ISBN:9784801932364

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内容説明

「目が合ったんです。飛び降りる前の男と…」
一〇〇九室の前で起きた投身自殺。
死の連鎖はその後、意外な法則で――
「ギリギリ」より


異色トリオの最凶化学反応。
百花繚乱の実話怪談!


駅で発券中に感じた強烈な視線。視線の主は旅行先で待っているはずの…「件の剥製」
便座で突如感じた肛門の違和感。見るとオレンジ色の毛束が刺さっていて…「オレンジの髪」
ショッピングセンターで見た犬の死体。その後、見えない何かの気配が近くに…「犬の死骸」
一人暮らしの家で起きた冷蔵庫荒らし。ビデオカメラに映っていたのは謎の大蛇…「密室」
初恋の彼氏を事故で亡くしたホステス。店の同僚も目撃した怪現象とは…「散らない華」
飛び降り自殺が出たマンション。そこから始まる不気味な死の連鎖…「ギリギリ」
親戚中が同時に見た亡き祖母の夢。握手をするように手を差し伸べてくるのだが…「厭な話 二編」
空襲で多くの犠牲者が出た地域に立つ病院。深夜に出る黒い看護師の正体は…「黒看・赤看」

ほか、異色トリオが綴る禍々しくも神々しい極彩色の恐怖譚!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

38
蛙坂須美さんの参加している本を手当たり次第に。天井裏の足音は鼠ではなく蜘蛛?そんな馬鹿なと確かめると…ある夜豪邸の生垣の中から現れた犬犬犬の可愛い行列を写真にとると…黒い看護婦さんの話は別の本にもあったような…安アパートに住んでいるのは奇妙な人ばかり…青にならない真夜中の信号…夜半の山中の盆踊りはタヌキだろうか…2024/04/12

ふるい

10
面白かった!まさに色とりどりの、読み応えのある怪談を存分に楽しみました。1編ずつお気に入りを挙げるなら、高田公太「遊んだ日」卯ちり「白い三人組」蛙坂須美「いなくなったほうのおかあさん」が特に印象に残った。体験した前と後では、すっかり自分が変わってしまう怪異とは何なのか、その謎に惹かれてわれわれは怪談話を求め続けるのかもしれない…。2022/09/23

eyemu

9
後半読んだことがある話が沢山並んでたんだけど。。。 どーちして? 他の本にも寄稿するとか、怪談はあるのかな? 本をそこから読むとか、電子書籍だとあり得ないと思うんだけど…… と、いう怪異に遭った。2024/07/29

UNI/るるるるん

8
献本いただきました。実話怪談のアンソロジーは、読んでいくうちに自分の好きなジャンルがわかってきました。生活のなかの違和感やズレが怖面白い話が特に好き! その中でも好みなのが… ・目眩 ・「ファ」の日 ・知らない ・酒場 ・ベベンベン ●「ベベンベン」には勘違いのような怪異。気味悪さと面白さのフュージョンが楽しい。 ●「いなくなったほうのおかあさん」を読んだとき、ぞっとして(これぜんぶ実話やんな…)と思わず表紙をもう一度見ました。面白怖良い…… →2022/09/08

misui

8
ベテランが若手を引き連れての一冊ということで油断してましたがかなり攻め気のある怪談本です。読み慣れてるとどうしても類型的な話には目が滑りがちですけど、本書は枠にとらわれない話が多く、三者三様の怪談がしりとりのように配列されて読み飽きません。蛙坂須美「水に嫌われてるのよ」「ギリギリ」「酒乱」、高田公太「彼女の友達」「絶対」、卯ちり「オレンジの髪」「犬の死骸」「白い三人組」。これからの基準点になるような本かと。2022/08/30

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