内容説明
子どもや詩人のハッとさせられることば遣いからひもとく「ことば」のふしぎ。ふだんは内容ばかりが気になるけれど、ふとしたきっかけでふしぎな姿を現してくる。
目次
◆はじめに/1 ことばの始まり/2 擬声語と擬態語/3 絵文字と文字/4 同音語/5 「音」と「色」/6 なぜ「辞書」は「ひく」のでしょう/7 新しい世界を創ることば/8 「ひゆ」──たとえるということ/9 おかしなことば、おかしな言いまわし/10 「よい」意味のことば、「わるい」意味のことば/11 おさるのおしりはなぜ赤い/12 「かえ歌」と「パロディ」/13 「なまえ」と「あだな」/14 身振りとことば/15 動物の「ことば」/16 人間の「ことば」/◆おわりに 伝えることばと創り出すことば/◆次に読んでほしい本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いくゆ
4
小学生時代に塾の国語でこれをやっていた。授業が進むにつれ様々な分野に拡がっていって面白かったし、人生で1,2を争うほど充実していて勉強も楽しい時期だった思い出が強い。 また読み返してみたいと思う。
のん@絵本童話専門
2
私たちが当たり前に使っている言葉を、今一度立ち止まって見直してみるような一冊。よくよく考えてみると、なあるほど!と唸らせられる、言葉が含む意味の豊かさ、深さ。言葉の奥深さと面白さに気付かされる一冊。高学年〜2025/02/05
エビ
1
私が言葉について考えるようになったのはソシュールという言語学者について学んでからだったので、この本のように子供向けに書かれたささやかな疑問については考えたことがなかった。この本を通して言われてみれば確かに不思議で気になる、と思うことがいくつもあった。そんな風にいつの間にか当たり前のように使っている言葉が無数にあることを思い出させてもらえて、とても楽しい読書体験になった。2025/06/30
みゆか
1
平易な言葉で書いてあるので、年少者も読みやすいと思う。だだやはり古さは否めない。2024/09/22
マグカップ
1
図書館にて。大人だが、大変楽しく読めた。言葉の意味について改めて考えさせられる。2023/09/12