創元世界史ライブラリー ヴェネツィアの歴史 海と陸の共和国

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創元世界史ライブラリー ヴェネツィアの歴史 海と陸の共和国

  • 著者名:中平希【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 創元社(2022/08発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422203423

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内容説明

地中海交易で財をなし、共和国として千年以上にわたって命脈を保った海上国家ヴェネツィア。ビザンツ世界とローマ・カトリック世界の間という特殊な立地を活かした海上交易や海上領土の存在が注目されがちだが、実はその陸上領土が重要な役割を果たしていた。本書では伝説上の5世紀の建国から説き起こし、18世紀末の共和国滅亡とイタリア王国への編までを扱う。「史上最も長く続いた共和国」の好個の通史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

6
ヴェネツィア共和国の通史。度重なるイタリア戦争の中で獲得したイタリア半島側の領土(テッラフェルマ)にも重点を置いた記述が印象的。16世紀以降、地中海交易での優威を失い海運事業が没落していく一方で、安定的な原料確保・商品市場となる陸上領土の存在が、地域国家として存続できた要因だとする。またテッラフェルマ側もヴェネツィアの権威を利用して政治を行うなど、お互いにメリットを引き出せる関係であったことは面白い。ヴェネツィア共和国の「海」以外の面も知れる一冊であった。2018/04/06

Sherlock Holmis

3
誰もが知る水上都市ヴェネツィアの1000年以上の歴史を綴る本書は、名所旧跡や文化・風習のアラカルト的小話集とは全く異なり、ローマ帝国崩壊後の混乱した北イタリア沿岸に避難民が集まってできた小さな集落が商業を通じて発展し、東洋・西洋をまたぐグランドヒストリーの中で果たした役割を描いた大作に仕上がっている。ビザンツ帝国やカトリック、都市国家のライバル(ジェノヴァ等)、さらにイスラム諸王朝を含む周辺勢力の栄枯盛衰の中、ヴェネツィアが国際関係の重要なプレーヤーとして振る舞ってきた事実を改めて知りとても新鮮だった。2026/02/22

figaro

3
海の都であるヴェネツィアは、歴史の始まりから終わりまで、共和制を維持した。公的な場所に銅像を建設することを禁止するほど僭主の登場を警戒した。ビザンチンとの深い繋がり、教皇との距離、東地中海でのイスラム教の国とのムーダによる取引が共和制を支える条件であった。16世紀以降、オスマン帝国が台頭し、西ヨーロッパの大国に翻弄され、北部イタリア諸都市が領域国家を目指す中で、ヴェネツィアもテッサフェルマの拡大によって経済を支えることになる。ただ、過去の栄光を讃えるコンタリーニのヴェネツィア神話による誇張も見逃せない。2019/09/11

てり

2
ヴェネツィアの通史。海を支配した黄金期以降の産業をシフトしていく経過や、陸上領土(テッラフェルマ)の解説が詳しく勉強になる。1000年以上も続いた長い歴史なだけに、そのはじまりから終わりまでまるで大河小説のようにも感じる。興味深く読めて満足。2022/12/13

もふもっふぃー

1
面白かった。参考文献も多くて内容は詳しい。ヴェネツィアについて知りたいときにまずあたってもいいと思う。(ちょっと予備知識つけてからでないと難しい)2025/02/01

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