内容説明
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愚かな人生はある。不可解な生活もある。無価値な生もあるだろう。しかし/だから、狂おしい思いで、その狂える倫理を書きとめる。何かが狂う。何かが正される。そして何かが動きだす。若き友人たちの本ができあがった。 小泉義之(立命館大学名誉教授)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のりえ
3
⭕複数の狂気な倫理?極端な倫理?が掻い摘んで紹介されているのかな、、これをきっかけに深めたい分野がみつかるのかも。2024/03/05
horuso
3
愚かで不可解で無価値な生を肯定するというテーマが掲げられているが、後付けだろう。雑多な人文系の論文を集めて適当にラベリングしただけ? SMだの妖怪人間ベムだの目を惹く題材が散りばめられているが、それがどうしたのと思ってしまう。日頃、自分の研究がいかに社会に役立つかを主張して科研費等の競争的資金を獲得するのに四苦八苦しているので、こういうことには税金を注ぎ込まず、金持ちの趣味人をパトロンにしてやってもらいたいと思ってしまった。若い頃は自然科学至上主義的な言説に反発していたのに、我ながら変節したなと感じるが。2023/03/24
広
2
無価値な生があるとすればそれと同じだけ価値ある生がある 価値ある生は同時に無価値な生でもある2023/01/22
takao
1
ふむ2025/07/17
mittsko
1
小泉義之門下プラス、14名の論文集。立命館大学退職記念の一冊なのかも。こういう本が、アカデミックで公的なかたちで刊行されたことは、世界にとっての希望だとボクは思う(それを資金面で支援した「福岡女子大学研究奨励交付金」にもビガッ!)。家族論再考、周縁からのまなざし、障害と優勢思想の全三部・十三章構成。どの論考も力にあふれているが、個人的には、児童虐待(第1章)、ACと毒親(第4章)、マゾヒスト(第6章)、男娼(第7章)、妖怪人間(第9章)、パラリピアン(第11章)、遺伝性疾患(第13章)に特に注意が引かれた2023/12/25
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