内容説明
「君の存在がどれほど僕を惑わせるか教えてあげる」
自分の助言で垢抜けたのに、その婚約者に婚約破棄されたベティーナは、“奇天烈貴公子”と呼ばれる公爵令息マクシミリアンのファッションアドバイスをすることに。羽を背負った服でも美しい彼のポリシーを尊重しつつ、TPOに合わせるよう助言する彼女をマクシミリアンは気に入り求愛してくる。「可愛いな。口づけだけでとろけてしまったの?」愛され輝くベティーナに元婚約者が接近してきて!?
書き下ろし番外編も収録!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
感想・レビュー
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十六夜
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家同士の取り決めで婚約していた青年が男爵令嬢に心変わりしたおかげで、公衆の面前で婚約破棄を言い渡されたヒロイン。落ち込んでいたけど、兄の友人である公爵子息が楽団とたっぷりの衣装を抱えてやってくる。ヒロインが他人のファッションを見繕うのが得意と聞いて、自分の衣装を見て欲しいと依頼してきた。それをきっかけに奇天烈貴公子と呼ばれる彼との仲が縮まって、という話。いきなり羽を背負ってやってくるってヒーロー宝塚かよ、という感じだけども。衣装に対するいろいろが出てきてなかなか楽しい。ヒロイン兄がめっちゃいい奴だった。2022/08/25