怪盗フラヌールの巡回

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怪盗フラヌールの巡回

  • 著者名:西尾維新【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2022/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065292105

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内容説明

亡き父親の正体は大怪盗だった――!? 長男の「ぼく」は、傷ついた弟妹と愛する乳母のため二代目怪盗フラヌールを襲名。持ち主にお宝を戻す“返却活動”を開始する。次なる標的は、天才研究者が集う海底大学。忍びこめたかと思いきや、初代怪盗フラヌールを唯一捕らえたベテラン刑事と、新世代の名(ウルトラ)探偵が立ちはだかり、不可能犯罪まで発生! 二代目怪盗フラヌールは、数多の謎を解き明かし、任務を完遂できるのか!? 衝撃の怪盗ミステリー、ここに開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

193
西尾 維新は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。デビュー20周年記念の新シリーズ、著者ならではの設定で楽しめました。もうシリーズ化決定の様です。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000369225 https://book-sp.kodansha.co.jp/nisioisin240/2022/09/24

ゼロ

94
デビュー20周年記念新シリーズ第1作。亡き父親は大怪盗で、僕は二代目怪盗フラヌールを襲名し、持ち主にお宝を戻す返却怪盗として活動していた。語り部のあきる野道足は、父の犯罪行為に嫌悪感を抱き、兄弟をぶち壊したことに怒りを感じていた。今回の返却先は、海底にある乙姫島海底大学。表の僕はルポライターなので、取材をしていたところ、学長が殺される殺人事件が起きるのだった。本書から新シリーズを書く熱意が伝わり、個性豊かな人物と荒唐無稽な推理があり、読みやすい。怪盗部分が弱いが、続刊でその弱点も改善されていくかもしれない2022/11/21

ガチャ

89
怪盗と聞くとテンションが上がってしまう。 ただ今回の怪盗はお宝を盗むのではなく、返すのである。かつて怪盗フラヌールとして活躍していた初代が亡くなり、その息子のあるき野道足が二代目として受け継ぐ。と言っても大泥棒である父親が許せなくて、辿り着いた結論が盗品を直接持ち主に返却するということ。今回のミッションは玉手箱の返却だ。竜宮城こと乙姫島海底大学へ向かう一行。ミッションを遂行しようとした矢先に学長が死んでしまい、怪盗フラヌールが疑われ、果たしてあるき野はどうするのか? 次のミッションが楽しみですね。2022/10/31

雪紫

67
交通事故死した父が怪盗で親友である警部の宿敵でした。犯罪で養われてると知ったため家庭崩壊。その結果、父の盗品を返却する2代目怪盗フラヌールが誕生しました。土台作りは丁寧で、第一の事件のトリックにツッコミどころはあるけど、驚けるし布石もあるし。東尋坊おじさんを慕って気に病んでいるあるき野くんは可愛い(でも何故か思い出すのは「あぶない叔父さん」の優斗)。盗品全部返却を目指すあるき野くん、彼が盗みたいものがあるとすれば、お艶さんの心かもしれない。2022/11/11

さっちゃん

48
西尾さん新シリーズ始動。亡き父が怪盗フラヌールだと知った長男が、盗品を持ち主にこっそり返却する二代目フラヌールに。いつもながらキャラが濃すぎるほどに濃くて変人だらけなのに、ちゃんとついて行けるハッピーゴーラッキー。今回は物語の世界観や主要人物の関係性、キャラを知らしめる役割を担っている、いわば序章だと思うので、タイトル先出しされている次作、次々作でさらにどう遊んでくれるか楽しみ。名探偵もまだ実力を発揮できていないし、弟妹やお艶もかなりのものを秘めてそう。東尋坊警部がドタバタ感を引き締めてくれてウルトラね♪2022/10/24

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