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内容説明
●リーダーしか発言しないチーム、結局何も決まらない会議…… ●形だけの対話から脱却し、成果を生む「話し合いの作法」とは? ●言いたいことが言い合える職場・組織をつくる全技法! ふと気づくと、「偉い人」やリーダーしか発言していない会議、長時間話しても、有意義な結論が出ない打ち合わせ……こうした「残念な話し合い」が今、日本のいたるところで発生している。しかし、立教大学で人材開発・組織開発を研究する中原淳氏は、現代の職場やチームでは、多様な人々とともに「答えのない問い」に挑み、試行錯誤しながら、その先に解決を目指す必要があるため、「話し合い」の重要性は今後ますます増していく、と語る。そこで本書では、メンバーの相互理解を促す「対話の作法」と、納得感ある結論を導く「決断の作法」を合わせた、「話し合いの作法」について、わかりやすく丁寧に解説。職場や組織で発生する「分断・対立・多様性」を乗り越え、チーム・メンバー全員の力で成果を生む技術がここにある!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
73
装丁にあるとおり、「形だけの対話」が蔓延しているのではと思っていた。対話に限らず、作法となるべきものがあるのだが、それ抜きで広がるものが多い。たいていは、瞬間風速的に流行り、ファッションで終わってしまう。いつまでも、それでは、この国も立ちいかない。違いを認めることから始まる、そして、それを受け入れることから。表面的な同意をしながら、腹の底ではベロを出しているのが多いのだろう。どれだけ、我慢できるかが、ますます大事になる。2023/02/05
なっぱaaua
50
中原先生の本。話し合いは苦手という人が多い。それはそういう教育を受けていないから。苦手なのは日本人は同質性が高く、ダメな話し合いが多く、正解を求めすぎているから。昔は基礎学力があって言われたことをきっちりやれれば良かった。でも今はそうじゃない。心理的安全性を高め皆が納得のいくプロセスを踏む必要がある。それが対話と決断。知っているようでよく分からない話し合い。時間は掛かるが丁寧なプロセスが重要だ。これからの組織が前に進み皆が成果をあげる為に必要なことというのは実感する機会が多い。2022/09/26
bookreviews
21
よい話し合いとは、「対話する」フェイズと「決断(議論)する」フェイズ、この2つから成り立つ。対話の後、議論をするからこそ決断ができる。生産性を左右するのは、対話の後に続く、「決断(議論)」であり、「実践(行動)」。決めるときこそ、急ぐな。焦るな。しかし、決めるなら、はっきり白黒つける。 https://bookreviews.hatenadiary.com/entry/DialogueAndDiscussion2023/09/09
せっかちーぬ
13
前から読んでみたかった本。この度オーディブルで。ああ、流れていく。ちゃんと読まないとかもしれない。私はみんな違ってみんないいから逃れられず、噛みつき型の人の意見に飲まれがち。そして後々、やっぱりね(苦笑)と気が付くも、黙って事後処理するタイプ。話し合いの時点で、言うべきことは言わないと、みんなで余計な仕事を増やしてしまうよね。と反省。でも心理的安全性が保たれているかも怪しい。そこからスタートな気がする。2023/02/26
ふじ
12
父方の一族は本書で言うところの『心理的安全性』がとてつもなく高く、女でも子供でも自由な思想を持ち、発言することが許され、正当さが認められれば意見が採用されることも当然にあった。小学校の学級会で初めてそれが”普通でない”ことを知って愕然としたほど。なぜそんな気風があったのかといえば、父方一族の人々はただ生まれつき「自分とは違う意見、視点を知るのが面白くて仕方ない」人たちだったのだなとしか思えないので、どうすればその空気を再現したり、広めることができるかはまったくわからない……(苦笑)2023/04/12
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