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内容説明
物価高が止まらない。多くの企業が原価高騰に苦しみ、値上げは不可避の状況になっている。しかし、下手な価格設定をすれば顧客離れにつながりかねない。値上げは多くの企業にとって切実な問題だ。では、どのように価格設定を行い、それをどう伝えればいいのか。それを説くのが本書。著者は長年、「値上げをしても顧客が離れない、むしろ増える」マーケティング手法を説いてきた。そのため、この価格上昇局面においても多くの会員企業が売上を伸ばし、顧客を増やしている。たとえば、 ●客単価が倍になったレストラン ●「物価高はチャンス」と言い切るスーパー ●クライアントからの値下げ要求が消えたメーカー ●自分の技術の向上とともに価格を上げた菓子店 など。こうしたさまざまな事例をもとに、「顧客が増える値上げの方法」を説いていく。本書を読めば、インフレがチャンスに変わる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みき
35
凄く賛否の分かれそうな本。中小企業が生き残るためのマーケティングとしては優れているが大企業がマス相手にこのマーケティングが出来るかと言えば疑問符がつく。まぁおそらく大企業のマーケティング担当向けに書かれた本じゃないだろうけど。デフレと低成長が長く続いた日本において、適正に値段を上げることが難しくなっている、適正な経済成長が出来ていないという方が問題なんじゃないかなーと。物価は少しづつ上がるもの、という当たり前のことが当たり前な世の中になって欲しいですね。2022/09/17
☆ツイテル☆
2
フライヤー2022/10/30
佐々木 亮
1
お客様のまだ知らない価値をどのように伝えていくか お客様のまだ知らない世界をどのように伝えていくか タイトルは『価格』だが 内容は『価値』にフォーカスした とても心に響く本 また読み返そう。2022/12/17
スケイダ
1
顧客価値の訴求についてが、根幹テーマと理解。B2Bの部分はやや物足りなさを感じるが、「マスタービジネス」の章はソリューションやコンサルの在り方に付いて再度考えさせてくれた。著書の言う「まず、実践してみる」を実施しようと思う。2022/11/28
Shigenori
1
『最初に言いたいのは、このような「原価から決める」という価格の決め方は現代にそぐわないということだ。より正確には、原価から決めていく値付けは「大量消費時代」のやり方だったと言ったほうがいいかもしれない。』『そしてもう一つ、「ありがちな価格決定の間違い」がある。それは「同業他社に比べ、それを揃えようとすること」だ。』原価率は〇%以内、販促費は本体の〇%まで、といった世界にどっぷりと浸かった私には「わかっちゃいるけど・・・」の世界。具体的な事例を挙げながら、これでもかという位に背中を蹴飛ばしてくれる一冊です。2022/09/29