内容説明
街そのものの衰退に、どのように立ち向かうか――どの地方都市も抱える問題に宇都宮はどのように挑んでいるのか? 本書は街自体がもつ歴史的な力(ちから)と、それを支える人に着目。緻密な取材でさまざまな人間ドラマを発掘するとともに、蓄積された「街力」によって地域が活性化されていく様子を描き出す。そして宇都宮のキーワード「愉快」が浮上する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
「街力」(まちぢから)を発見する物語 街を“愉快がる”という発想: 本格的に根付いてきた「餃子の街」 街に染みついたジャズのリズム 生きな時空間を紡ぎ出すカクテルバー 居酒屋文化は古くて新しい 「面白がる」という街の歴史: 江戸の時代、そこは宿場町であった バンバの賑わいは明治から始まった 戦後の復刻と裏町 新たなライフスタイルと街 この街を愛し「面白がった」人びと: 江戸の旅籠から「ホテル丸治」の福田一族 江戸の旅籠から画材屋に転身「白木屋」 造り酒屋「虎屋本店」 「面白がる」が街力をつくる2022/07/19