毎日新聞出版<br> 思い邪なし(毎日新聞出版) - 京セラ創業者 稲盛和夫

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毎日新聞出版
思い邪なし(毎日新聞出版) - 京セラ創業者 稲盛和夫

  • 著者名:北康利
  • 価格 ¥1,999(本体¥1,818)
  • 毎日新聞出版(2022/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620324258

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内容説明

「フィロソフィ」「アメーバ経営」の原点はここにある! 「新・経営の神様」稲盛和夫氏、初の完全評伝! 京セラ株式会社名誉会長・稲盛和夫氏は同社を創業して世界的な大企業に育てあげ、創業以来60年間ずっと黒字経営を継続するという偉業を達成した、日本が世界に誇る希代の名経営者である。京セラのほかにも、電電公社(現NTT)民営化時に第二電電(DDI)を設立し、日本の通信料金引き下げに大きく貢献。その際「動機善なりや、私心なかりしか」と、新会社の設立が自分の私利私欲を満たすためではなく、広く公益に資するためであることを、何度も自問自答したという。経営を志す者ならば誰もが知るエピソードである。また経営破綻したJALの再建を引き受け、徹底した意識改革によって同社をV字回復へと導いた経営術は、「奇跡」とまで称された。本書は、「経営の神様」松下幸之助に続く、「新・経営の神様」の呼び声も高い稲盛和夫氏の初の完全評伝である。『白洲次郎 占領を背負った男』で第14回山本七平賞受賞に輝く作家・北康利が、膨大な資料の綿密な考証と、本人へのロングインタビューを元に、「利他の経営者」の全貌に迫る。「売上を最大に、経費を最小に」「経営は“トップの強い意志”で決める」「値決めは経営なり」など、稲盛氏本人の経営思想が生まれた背景やエピソードを、高度経済成長期からバブル華やかなりし頃まで、日本経済が活況を呈していた時代の風景とともに、迫真の臨場感をもって描き出す。稲盛氏が「利他の経営」を提唱し、その生涯をつうじて「思い邪なし」の境地を追い求め続けたのはなぜか。その答えこそ、経営塾「盛和塾」の解散を宣言した稲盛氏が、時代の転換期を生きる日本人に贈る「最後のメッセージ」となる。(毎日新聞に連載、大好評を博した連載「思い邪なし」に大幅加筆し書籍化したものを電子化)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

30
北康利さんの評伝からは、いつも、主人公の熱い「思い」が伝わってくる。稲盛和夫さんは、称賛と批判が相半ばする存在だが、北さんが描くと、善なる部分・前向きな部分だけが濾過される。京セラの躍進、KDDIの挑戦、JAL再建などの業績以上に、経営哲学としての稲盛さんの人間的な言葉が魅力的だ。「思無邪」「動機善なりや、私心なかりしか」「利でなく理でなく情」「儲けるという字は信じる者」「マネージャーではなくリーダー」「「お疲れ様です」ではなく「お元気様です」」…薩摩と京都という二つの風土が、この人に見事に結実している。2019/07/08

西

22
稲盛さんが成し遂げた実績に圧倒される。京セラ立ち上げ、第二電電の挑戦、JAL再生など、並の人間なら「出来ない言い訳」になる材料が山盛りの中で、出来る方法を模索し続けた芯の強さ。稲盛さんの元で働くのは厳しいことは確実だけど、それ以上に愛情があること、覚悟を持たれていることがわかるから、この人に着いていこうと思わせるのだろう。感謝の気持ちを忘れず、京都賞設立など、社会貢献に尽力されているところも素晴らしい。こんな器の人が、また日本に現れるだろうか?2019/09/29

スプリント

9
すでに立志伝中の人物といえますが、徐々に時代とヅレが生じつつあることが気がかりです。松下幸之助や中内功のようになるか、本田宗一郎のようになれるか。。2019/07/09

Gokkey

8
コロナ禍では流石に落ち込んだが、氏が再建を担ってからjalの業績は確かに回復した。断片的に(アメーバ経営など)は知識を得ていたが、それ以上に人間としてどういう方だったのかに凄く興味があり、手に取った次第。特に取引先の中小企業の経営者には例の塾生が多く存在していたようなイメージがあり、何がそこまで惹き付けるのか気になっていた。反骨心、努力、利他の心、この三つのキーワードで一生を語れる位に正に「絵に書いたような」ストーリー。ここに物足りなさを抱く私の心は「邪あり」なのか、そもそも何を期待して読んだのか…2023/06/03

すうさん

7
500ページを超える本を一気に感激して読んだ。本書で感動と燃え上がる情熱に震えまた苦しくて悔しくて涙した。普通は成功した人物はどんな困難にあっても乗越えていく話だが、試練を乗り越えた後も、驕り高ぶらず謙虚で強い人間性が学べるのだと思う。盛和塾に参加した企業家たちが学べたのはその精神だと思う。それも利他の心で「人生の成就は、只不屈不撓の一心にあり、さらばひたむきに只想え、気高く強く一筋に」の想いで人生を生きる。私には真似のできない生き方だが、稲盛塾長はずっと心の師として、生涯自分の人生の判断基準であります。2019/05/14

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