幻冬舎単行本<br> 絶望をどう生きるか

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幻冬舎単行本
絶望をどう生きるか

  • 著者名:清水研【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 幻冬舎(2022/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344039896

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内容説明

「もうだめかもしれない」そう思った時に湧いてくる強さがある――
若者たちは自分の余命とどう向き合い、立ち上がっていったのか。精神科医と見つめる、人間のレジリエンス(復元力)とは。

20年以上、がん医療の現場で患者さんの話を聞いていた精神科医が発見した、人に必ず備わる「レジリエンス(復元力)」とは――。
20代、30代のときに突然がん告知を受け、絶望と向き合いながら今も懸命に生きる6名の若者の物語。決して平たんではない彼らの道のりと、そこに寄り添い話を聞き続けた著者による力強いメッセージから、今日一日を過ごせることへの感謝と、生きるための勇気が心の底から湧いてくるのを感じる一冊。

◆死を意識することの効能
◆自分は自分でいいんだと思えること
◆人は死とどう向き合うのか
◆怒りや悲しみなどの負の感情に蓋をしない
◆苦しんでいる人に寄り添うということ
◆不安との向き合い方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aloha0307

20
バネがたわんでも反発して元に戻る 人間にも困難な状況にしなやかに適応して生き残る力〜レジリエンス🖌️が誰にでもあるのだね。でも、 無理に前向きになろうとすると逆効果だそうですよ🌸🌸2022/10/30

yamakujira

4
「レジリエンス」という言葉は、復元力という物理学用語から派生して「困難な状況にもしなやかに適応して生き残る力」を意味する心理学用語でもあるそうだ。いったんは絶望に苛まれながら、そんな適応力を発揮して今を生きる6人の実例を挙げて、AYA世代で癌告知されながら絶望を乗り越えた若者の苦悩と希望を見せてくれる。同じ境遇の人に勇気を与え、そうでない人にも知識を授けながら生きることを考える一助になればいいね。でも、患者のルポに対する著者の解説が物足りないし、最後にもう少し専門的な総括を聞きたかったな。 (★★★☆☆)2022/12/05

Olive

2
清水先生の言葉がとても心ある優しさで溢れている1冊だった。若年層で癌になられた方々の生い立ちから、病気に立ち向かっている現在までを知り、こういう情報がもっと患者やその家族に届けば、どんなに励まされることだろうと思う。娘が20代で希少ガンになり、どういう風に接してよいかわからず、もっと早く手に取ることが出来ていたらと思う。病気になった人の気持ちは、その人にしか分からないけれども、色々な感情を知ることで少しでも寄り添うことが出来ればと思う。2024/04/10

kom

1
癌が治ったから単純に嬉しいとはならない、ひとの心の複雑さを知った。そして、何度も襲ってくる困難に打ちのめされながらも乗り越えていくひとがいることも知った。幸いにも今自分は大病を抱えてはいないのだからがんばろう、みたいに思いがちだが、そのように「幸い」と感じることは不遜なことなのではないか。それだとまるで病人イコール不幸だということになってしまう。病気であろうとなかろうと自分がしたいこと、できることを力の限りしていくことが、「幸い」ということなのかも。2022/10/18

とるしげ

0
若くして癌に罹患した6人が発揮した苦難と向き合う力2023/12/28

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