日本経済新聞出版<br> レジリエントな社会 危機から立ち直る力

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日本経済新聞出版
レジリエントな社会 危機から立ち直る力

  • ISBN:9784296113743

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内容説明

【レジリエンスとは?】
「レジリエンス」はこれからの社会デザインを導く北極星だ。
レジリエンスの本質は、「樫と葦」の寓話にあるように、嵐を乗り切って回復する力にある。樫の木は頑丈で力強い、普通の風に吹かれてもまず倒れそうにない。対照的に、葦はほんの微風でも曲がる。だが、強い嵐が吹き付けたときには樫は弱い。葦は曲がるが折れない。これが、レジリエンスだ。

効率重視の「ジャスト・イン・タイム」から、万一に備える「ジャスト・イン・ケース」へ。冗長性は悪から善になる――。危機対応型のマインドセットに転換しよう!

レジリエンスの定義、レジリエンス重視の社会契約の考え方から始めて、新型コロナウイルス・パンデミックからの教訓、コミュニケーション、イノベーション、ダメージ・コントロール、金融のレジリエンス、インフレ、高水準の債務、不平等などのマクロ的な問題、そして、新興国経済、地政学と世界経済、気候変動といったグローバルな問題に至るまで。気鋭のマクロ経済学者が、どうすれば社会は、ショックに直面しても危機から立ち直れる力を備えることができるのかを考察する。

目次

はじめに
謝 辞
序 章

<パート1 レジリエンスと社会>
第1章 リスク管理からレジリエンス管理へ
第2章 レジリエンスとさまざまな秩序
第3章 レジリエンスと社会契約

<パート2 ショックの封じ込め:新型コロナウイルスの事例>
第4章 パンデミックの波に対する行動反応とレジリエンス幻想
第5章 情報、検査、追跡
第6章 コミュニケーション:人びとの懸念に対処する
第7章 ニューノーマルの設計にワクチンが果たす役割

<パート3 マクロ経済のレジリエンス>
第8章 イノベーションが長期的な成長を促進する
第9章 傷痕
第10章 金融市場の激しい変動:金融レジリエンスの守護者としての中央銀行
第11章 高水準の政府債務と低い金利負担
第12章 インフレの罠、デフレの罠:「インフレ・ウィップソー」
第13章 不平等

<パート4 グローバル・レジリエンス>
第14章 新興国のレジリエンスに関する難題
第15章 新たなグローバル世界秩序
第16章 気候変動とレジリエンス

結論と展望

原注
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

げんさん

0
レジリエンスとは立ち直る力、復元力のこと。主にコロナで受けた社会的ダメージをいかにレジリエンスしたかが書かれているが、後出しじゃんけんのようでなだかなぁ2023/04/29

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