内容説明
「すべてのYMO本よ、サヨウナラ」
細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏という不世出な3人の才能が
80 年代に音楽業界をひっくり返した、あのYMOブームとは何だったのか?
様々な証言から浮かび上がってくるYMOの実像を克明に記す。
『カルトQ』(フジテレビ系)の「YMOカルト」のブレーンも務めたYMO研究の第一人者による、最初で最後の〈本格的論考集〉。ミステリー解読形式で結成~再生までの歴史を追う。
名著『電子音楽 in JAPAN』のYMOの章に、それに続く時代の新たなプロットを増補。
著者自身によるYMOメンバーの各10時間におよぶインタビュー発言、
単行本未収録の各ソロ取材・スタッフの証言を加えた「YMOヒストリー」の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
20
全694頁の3段組みの大著。老眼の私には厳しかったけど、眼鏡を外してなんとか読み切りました。デビューからの付き合いで私の音楽人生を豊かにしてくれた、3人組です。元々は細野さんのファンで、殆ど売れなかったデビューLPを、聴いて驚いたのは高校時代の遥か昔。ユキヒロでミカバンドや加藤和彦に触れて、教授の影響でインストルメンタルの奥深さに案内されて、音楽観も変わりました。ファーストアルバムの音はリマスターされた電波芸者のより、オリジナルの中音モコモコの音の方が病気っぽくて、好きなのです。私は「BGM」派です!2022/08/26
nobu23
4
78-93年までのYMOおよび各メンバーのソロ活動を凄まじいボリュームで掘った書籍。2022/09/09
Kolon
2
630ページを超える物凄い情報量の本書。 YMOの結成から散開、メンバーのソロ活動、そして再結成に至るまでの間、各メンバーが様々なメディアを通じて発信したコメントを時系列に整理してまとめてあり、周辺の関係者への取材情報も加味して読み応えのある本となっている。各時代の各メンバーの考え方、様子が判る。3つのエゴのぶつかり合いは再結成時まで続くが、それを経た2000年代以降には収束を迎える代わりに、その時代のYMOは新しい作品を残さずライブ活動のみとなる。2024/04/08
その他
2
はっぴいえんどの細野氏から始まり、YMO結成、そして再生まで、メンバーや関係者のインタビューやライナーノーツなどの数多の文書から引っ張りながら進むヒストリーブック。 バンドとしての関係性以外にも、同時代の音楽や彼らの影響を受けた音楽、そして機材の変遷による音楽性の変化などまで終えて大満足だった。2023/04/14
Kaname Funakoshi
0
数ヶ月かけて読了。YMO結成前からYMOでの活動、散開後のそれぞれの活動から一度目の再生までの詳細なストーリー。過去からYMOに繋がる音楽と、YMOから未来に繋がる音楽まで俯瞰される感動巨編2024/01/04
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