集英社インターナショナル<br> 6カ国転校生 ナージャの発見(集英社インターナショナル)

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集英社インターナショナル
6カ国転校生 ナージャの発見(集英社インターナショナル)

  • 著者名:キリーロバ・ナージャ【著】
  • 価格 ¥2,178(本体¥1,980)
  • 集英社(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797674132

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内容説明

6つの国4つの言葉で学ぶとどうなる? 机の並べ方、筆記用具、テスト、ランチ……世界の教室はこんなに違った! 「ふつう」がひっくり返り、世界の見え方が変わる。ソ連(当時)に生まれ、両親の転勤で世界6カ国(ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ)に転校。 各国の地元校で教育を受けた著者ナージャの希有な経験を楽しく追体験! それぞれの国での体験&発見を切り口に、「当たり前」「ふつう」「常識」を問い直す。教育も、自分らしさも、正解なんてない、違いがあるだけ。子どもが変われば、ベストは変わる。時代が変われば、ベストは変わる。目的が変われば、ベストは変わる。ふつうの子も、つまらない子も、変な子もいない。そのことを見つけた、ナージャの世界転校ストーリー!

目次

はじめに
6つの国、4つの言語で教育を受けて育つとどうなる?
ナージャの6カ国転向ヒストリー
この本を楽しむためのヒント
プロローグ 5つの質問
第1章 ナージャの6カ国転校ツアー
筆記用具は? 「よく書く」ためのえんぴつ。「よく考える」ためのペン
座席は? 小学校の座席システム。実は、全部違った
体育は? ロシアの学校では、体育で整列するとき背が高い人が前だった
学年は? ロシアでは、「1年生」という学年が2学年ある
ランチは? 小学校のランチシステム。実は、さまざまだった
数字は? 日本の学校では、数字の書き方も個性よりカタチだった
テストは? 世界ではこんなものがテストに持ち込み可だった
満点とは? フランスの学校では、16/20が100点!?
水泳は? 日本の水泳教室は、タイムよりカタチだった
音楽は? アメリカの学校では、本を読むようにバイオリンを習う
ノートは? 小学校のノート模様。実は、こんなにたくさんあった
お金は? イギリスの学校では、リンゴでお金を学ぶ
校長先生は? カナダの学校では、悪ガキほど校長に会う
夏休みは? ロシアの学校では、夏休みが3カ月ある
科目は? カナダの学校で体験したちょっと変わった科目5選
第2章 大人になったナージャの5つの発見
ナージャの発見1 「ふつう」が最大の個性だった!?
ナージャの発見2 苦手なことは、克服しなくてもいい!
ナージャの発見3 人見知りでも大丈夫! しゃべらなくても大丈夫!
ナージャの発見4 どんな場所にも、必ずいいところがある!
ナージャの発見5 6カ国の先生からもらったステキなヒントたち
エピローグ 5つの質問【解答編】
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

163
小学校から中学校にかけて、6か国の教育を受けたナージャのエッセイ。独特の感性はこの多様な教育に遭ったのかもしれない。それにしても、この年にして、これだけ世界を体験できるとは。日本の教育は海外に比べて…と訳知り顔で言う人はいるが、海外は海外で、それぞれ独自で多様な教育方針があったのだった。そしてそこには理由もあった。日本の教育は確かに画一的とか型にはめる教育と言われていて、それは確かなのだけれども。恐らくちゃんとした規格品を作ることが目的なのだな。2023/04/11

trazom

158
小1から中3まで6ヵ国(露・日・英・仏・米・加)で転校を重ねた著者の比較は具体的で面白い。筆記具、座席、整列、ランチ、テストなど見事に違う。規律を重んじる日露の共通性に驚く。教室の座席配置(表紙のイラスト)が象徴的:「日本の子供をフランス式の座席に座らせると発言するようになるか。個人主義のロシアの子供をイギリス方式にするとチームワークをするのか」と自問する。「環境が変わるとガラッと変わるもの」というクイズに、著者は「ふつう」と答える。いろんな「ふつう」があり正解などないことを、6ヵ国転校生は発見する。2022/10/10

きみたけ

153
著者はソ連生まれのキリーロバ・ナージャさん。両親の転勤で世界6ヵ国(ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ)の地元校で教育を受けた著者が、それぞれの国での体験や発見を紹介した本。「机の並べ方」ひとつを取っても日本は1人掛け、ロシアは2人掛け、イギリスは5~6人掛け、アメリカ・フランスは向かい合って座るとバラバラだが、1人掛けは先生に集中する並び、複数掛けはグループワークを育てる並び、向かい合う座席は議論を促進させる並びとそれぞれに意図やメリットがあるとのこと。「ふつう」の概念がゆらぎますね。2023/01/11

seacalf

127
実際に6カ国転校して体験したからこそ書ける本。机の並べ方、給食、生徒の褒め方、叱り方、ノートのフォーマット、国によってみーーーんな違う。面白い!書いて消すことができる鉛筆と、考え抜いて究めた文章を作るペン。筆記具ひとつ取っても、様々な教育の考え方があって正解は一つではない。本筋とはズレるが、ロシアのおばあちゃんは若い頃にバカンスを楽しんだ証拠だからシミを愛でているとか、子供の頃から休むのを躾けられているなどロシアの風習に感心しきり。なかなか素敵だ。カナダにしかないという設計の授業も独特で楽しそう。2023/09/29

けんとまん1007

115
それぞれの違いだけでなく、その背景にあるものが垣間見えて、とても興味深い。文化や歴史からくる考え方・価値観の違いに触れられているのがいい。すぐに、どれがいい・ よくないということになりがちだあ、そこがフラットに描かれているからこそ、伝わるものも大きい。「差」ではなく「違い」だということ。こういう視点は、今後、ますます大切になると思う。2023/03/04

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