内容説明
プロヴァンス地方の高地を旅していた私は、ひとりの男に出会った。男は人里離れた山腹に、たった一人で住んでいた。そして荒れ地をよみがえらせるため、見返りを求めず、人に知られることなく、ただ静かに木を植え続けていた。死にかけた大地は、やがて希望にあふれた緑の森へと生まれ変わっていく。真の偉業をなしとげる人間の素晴らしさを語りかけるジャン・ジオノの代表作。
※書籍版にある巻末のワードリストは電子版には付属しません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
14
草木も生えない荒れた地に何年もかけ、独りで木を植え続けた男。やがてその努力は実り、木々が成長し、人が集まり、集落が出来ていく。エコに注目、注力し、自然を大切に育んでいくマインドは大事なことだとあらためて気づかされる一冊。2015/10/04
Minamihama
4
なぜこの物語が書かれるべきだったのか分かりません。 これは、戦争中に10年間砂漠に植樹した羊飼いのエルゼアード・ブーフィエの物語です。 彼は毎回100個の厳選されたドングリを植えます。 木を育てた後、彼は職業を羊飼いから養蜂家に変えます。 この物語は、若者がこの地域にやってきて、人けのない村が活気のある村になるところでこの物語は終わります。 しかし、これはフィクションであり、事実ではありません。 私は聖書の中でイエス・キリストの奇跡のように読むべきですか? これは私の時間の無駄でした。 2021/03/12
WESTRIVER
0
★★2015/01/22
わきが
0
荒廃した土地に木を植え続けた男の話。日本語版の絵本を読んだ時はあまり感じなかったけど、キリスト教的な表現が多かったんだね。2012/06/06
かがみん
0
英語の勘を取り戻すために原書で読んでみた。たった一人の男が、荒野に木を植えた。見返りを求めず、人に知られることなく、ただ静かに木を植え続ける男の生き様は、僕らの忘れかけたものを思い出させる。真の偉業をなしとげる人間の素晴らしさを語りかける、ジャン・ジオノの代表作。2011/12/18