湾岸戦争大戦車戦 下 - 史上最大にして最後の機甲戦

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湾岸戦争大戦車戦 下 - 史上最大にして最後の機甲戦

  • 著者名:河津幸英【著】
  • 価格 ¥2,619(本体¥2,381)
  • イカロス出版(2022/08発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863204171

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内容説明

下巻では、地上戦の最後の2日間に行われた戦史に名を遺す四つの戦車戦「73イースティングの戦い」「タワカルナ北部主陣地攻防戦」「ノーフォークの戦い」「メデイナ尾根の戦い」の詳細な戦闘経過を収録。知られざる湾岸戦争の陸戦にスポットをあてた異色の戦史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スカイバニラ

9
イラク軍包囲のため第7軍団は東へ旋回。これを戦車の防壁を持って待ち受けるイラク軍。この防壁をも粉砕しイラク軍を殲滅するための包囲が完成する直前に停戦へ。湾岸戦争地上戦の後半部、攻撃・防御共に優れた米軍のM1戦車はイラク軍のT72を圧倒、しかし優れた暗視装置が搭載されていても敵味方の区別が難しく、接近してきた隣戦区の部隊から敵と誤認されて同士撃ちが発生したり、イラク軍の反斜面陣地とそこに布陣する部隊の編制など興味深い内容ばかり。あと塹壕に潜んでいたイラク兵に対し、戦車長が轢き殺す命令を下す話が何とも…。2011/10/01

銀獅子王の憂鬱

4
湾岸戦争の圧倒的な勝利は空爆もさる事ながら、戦車戦の優位がある事に起因するとの事がわかった。イラクのT72は射程1800メートルに対し、M1A2は3000メートル超。さらに強靭な装甲とサーマルサイトを持つことで夜間や悪天候でも敵を発見できる能力が勝因に結びついた。しかしながら無敵のM1A2も燃費、オーバーヒート、弾薬倉庫の切替等の弱点を持っていたのに攻め切れなかったのはサダム・フセインの独裁的な指揮権と現場のモチベーションであった。戦闘での米国の被害は少ないがその大半が同士討ちだった事も意外な盲点だった。2011/12/28

mike_sugino

2
図書館で借りて上下巻を読了。元々タミヤ1/35シリーズでジオラマ作りに熱中し、クルクス戦の戦記を読んでウハウハしていたヲタク中学生でした。まえがきにあるように湾岸戦争と言えばピンポイント爆撃の映像に代表されるハイテクな空爆で勝負がついたようにイメージしている人が多いと思いますが、その後のたった100時間の地上戦にイラク軍約2,100両(空爆で1,400両弱が破壊されたのを差し引いた数)多国籍軍が約3,500両、両軍合わせて5,600両ほどの戦車が参加した血みどろの戦があったことを知る人は少ないと思います。2019/04/14

Chi-ha-ru

1
圧倒的な航空支援+圧倒的な兵站(それでも進軍を一時停止した部隊もある) +圧倒て(ryな戦車の性能差+その他もろもろ(「左フック包囲」作戦など) =73イースティングの戦い(戦いなの?)などの個々の戦闘だけでなく 戦局全体におけるアメリカ軍(多国籍軍)の「ほぼ」ワンサイドゲームが展開。 実際の戦闘ではイラク軍による直接の被害よりも ぶっちゃけ捕虜のイラク兵(戦う前に降伏してしまう)の処理や 「フレンドリー・ファイア」が深刻だったようだ。 図も(少し難解だけど)詳細で自分としては満足。2015/01/07

キミ兄

0
鉄工所か土木工事の説明を読んでいるよう。非人間的。☆☆☆☆。2012/04/23

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