内容説明
世界200万部突破の『三つ編み』著者最新作 学びの機会を奪われたインドの少女と異国の教師の物語 元教師のレナは、旅先のインドで十歳の少女に出会う。少女は、養父母によって毎日働かされ、学校に通うことを許されていないという。「女に勉強はいらない」。この因襲に従う人びとの猛反発を受けながらも、レナは、少女たちのための学校を作ろうと動きだす――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
112
フランス人女教師レナは傷心を抱えてインド南部の村を訪れた。そこで彼女が見たものは…カーストの最下層、人間以下に位置付けられた被差別階級「不可触民」(ダリット)は教育の機会は与えられず子どもの頃から働かされる。レナはそこでラリータという少女とレッドプリケイドという組織のリーダーブリーティと出会い、彼らに教育を受けさせたいと学校創設を画策する。何とか開校するがその後も試練が…因習から抜け出せない人々と軋轢を生む。そしてまた一人…少女ラリータが三つ編みのスミタの娘ラリータであることが感慨深い。2022/11/07
美紀ちゃん
99
「三つ編み」が良かったので、レティシアさんの本を読んでみたいと思った。 インドは世界最大の児童労働市場。 他にも、不可触民のような階級の問題、女性差別、児童労働、児童婚など、問題が多数ある。 フランス人は、衝撃を受けると思う。 レナを応援したい。 あとがきも良い。 SDGsのコーナーに置きたい本。 (たくさん含まれている)2022/11/15
どんぐり
98
『三つ編み』でインド北部から母親とともに逃れてきたダリッド(不可触民)の少女ラリータの続編。フランスからインドに来た女性教師のレナが食堂で働くラリータと出会い、ダリッドが教育の機会を奪われていることを知り、ボランティアグループ「レッド・ブリゲイド」と関わりながら学校の立ち上げに奔走する。カースト制度、児童労働、貧困と教育、ジェンダーに焦点をあてたシスターフッドの物語。 2022/11/05
fwhd8325
96
素敵な物語でした。読んでいて、勇気がわきました。そして希望という言葉がこんなにもぴったりの物語があったでしょうか。何だか泣けてきて、ただ、ただ、感動しました。2022/10/17
ネギっ子gen
81
【この国には、護身術講習会をやっても食い止められない暴力がある。若い女性が我が身を守るためには、別な武器が必要だ!】 《強く推薦!!》 『三つ編み』の続編。「訳者あとがき」では、<きっかけは『三つ編み』刊行後、著者に届いた一通の手紙だった。差出人は引退したフランス人教師で、彼はインド北部に不可触民の子供のための学校をひらいていた/この学校を訪れ、生徒たちと交流し、「結婚させられるのを恐れる少女たち。知識に触れることを阻まれていた、きらきら輝く知的な子供たち」に強烈な印象>を受け、小説に書こうとした、と。⇒2022/10/14




