内容説明
満州族のためにあえなく崩壊した明朝の遺臣だった著者は，二朝に仕えることを潔しとせず，山野に隠遁して切々と民意を訴える。中国のルソーとよばれる人物による特異な思想の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますたけ
0
現代語訳と注釈。現代語訳はそれなりにわかりやすいのだが、一歩立ち止まって、はて、これは一体いかなることか、と考えだすと、なかなかイメージできないものだ。 あまり馴染みのない古典を手軽に読む機会を与えてくれる東洋文庫。20巻目が本作品である。何度も繰り返し読んで、解釈を深めていく。そんな作業を経験できる本作品は、やはり古典として価値あるものだと思う。2019/03/25
