内容説明
桜子の名前にちなんでその屋敷は建てられた。千本通のすぐ近く、桜の古樹が佇む空き地の前に。
しかし、かつてこの地には人喰いの鬼がいたという。そんな伝説をなぞるように奇妙な男女が現れて、平穏で退屈な屋敷の日々は狂いだす――
心を蝕む欲望の恐ろしさを捉えた妖美な連作怪奇譚。
〈解説〉黒木あるじ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まめの助
4
★★★☆☆明治から現代まで、ある一族を描いた短編集。住人の代は替わるが、違う鬼が巣食い続ける瀟洒な洋館…最終話で魔の封印が壊れ、鬼がついに世に解き放たれる。その鬼、見えてないだけで絶対私の側にいる…何匹いるだろか。ヤバいな。。。2024/02/13
スガ
3
初めての花房観音作品です。ひとつの家を舞台にした連作短編集。寂しい女は恐ろしいものですね。桜子という女性から始まり、桜子の名と宿業を受け継いだ女性で終わる。そんな構成もめちゃくちゃ素敵でした。女が描く女はやっぱり業が深くて最高だな〜!と思える作品。他のお話も読んでみます。2022/08/28
たすく
2
「守り鬼」が最高に悲惨だったな。 2022/08/22
triple_port
1
花房観音のホラー作品としては初めて読む作品。寂しさを餌にする鬼が住む家、嫌だねぇ。2024/05/01
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