講談社+α新書<br> 2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した

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講談社+α新書
2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した

  • 著者名:湯川伸次郎【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2022/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065293898

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内容説明

会社が苦境にある中で、絶版の危機に瀕したスポーツカー復活の「夢」をどのように企画立案し、チームをまとめ上げ、そして遂行したのか。フェアレディZの開発を具体例として、「日本のものづくり」の、いまだ尽きない可能性を若き商品企画担当やエンジニア、そして読者の皆さんに伝えたいと思う。
 現在、私はコンサルティング業を営むが、最新のテクノロジーへの知見やプロジェクトマネージメントに触れつつ、今後のモビリティ(移動・自動車産業)の在り方への提言も行った。
――「まえがきに代えて」より


社を代表するブランド商品の復活は逆境をはねのけ、組織をポジティブにまとめる源泉となる。
プロジェクトを成功に導く情熱と戦略とは?
かつて日産の「V字回復」をけん引したチーフプロダクトスペシャリストが、フェアレディZの劇的な復活劇の詳細をはじめて語った。

日本電産永守会長の「真実の顔」も明かす。


(目次)
「Z再生ストーリー」にあふれる未来へのヒントーーまえがきに代えて
第一章 Z復活への助走 財務再建とものづくり再生
第二章 新型Z完成 世界で証明したブランド力
第三章 ものづくり復活 プライドで社内調整を押し切る
第四章 進化し続けるZ 成功の後に逆風あり
第五章 最後のZ コストカットと平準化の潮流に抗う
終章 日本のものづくりの原点を見た 「永守経営」の真実
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

78
今年は7代目となるフェアレディのデビュー年。フェアレディとしたのは、実はZでないフェアレディなら数え9代目だから。日産が日産たる理由はスカイラインとこのフェアレディにあり、これを止めるならルノーになった方が良い。これはファンも著者である近年2代のフェアレディ開発者であった湯川氏も同じ。その2代の日産の扱いの差やゴーン体制がフェアレディの視線から書かれている。なお、このフェアレディとGT-Rを昇華し日産の苦境でビジネスとして成功させたのは、間違いなくゴーン氏のカーガイとしての眼力であったと今でも思います。2022/09/04

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

13
▼絶版の危機にあった日産フェアレディZ。2002年に新型が発売された。その5代目Zの復活劇の詳細が語られている。▼著者は5代目6代目Zの開発責任者。京大工学部機械学科出身。▼ゴーン社長の着任とZ開発スタートの時期が重なっている。ゴーンは、ミーティング中に本筋から少しでも外れた議論がはじまると「Stop. Don't waste time.」と言い、それを強制終了させたそうだ。厳しい空気の中で開発を進めた苦労が伝わってくる。▼Zを待望する顧客の感情、著者の新車開発への熱情が伝わってくる内容であった。2022/08/22

Koki Miyachi

4
日産の看板車種「フェアレディZ」の復活秘話ノンフィクション。何といっても復活したZ33型、その後継のZ34型の開発担当者が自ら筆を取っているのだから、リアリティと説得力は半端ない。モノづくりに携わる技術者としての思いと情熱が横溢している。EV時代前のエンジンで動くクルマが輝いていた頃の熱いストーリーである。これからはEVの時代。同じような情熱で新しいビジネスモデル構築の物語が始まっていなければならない。自動車メーカー、日本メーカーは生き残っていけるのか。頑張ってほしいと心から願う。2022/10/11

まいくん

2
Z33~34が好きな人には楽しめるかも。商品開発が中心なので、設計や生産の泥臭い話はあまり描かれていない。2024/01/29

闇瀧悪和

1
やっぱりZ34に乗ろうと思う!2024/06/02

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