ブルーバックス<br> 最小にして人類最大の宿敵 病原体の世界 歴史をも動かすミクロの攻防

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ブルーバックス
最小にして人類最大の宿敵 病原体の世界 歴史をも動かすミクロの攻防

  • 著者名:旦部幸博【著】/北川善紀【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2022/08発売)
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  • ISBN:9784065290781

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内容説明

私たちのおよそ2000万分の1の大きさのウイルス。ゲノムのサイズもヒト全ゲノムが約62億塩基対、2万2千個のタンパク質をコードすると言われているのに対し、新型コロナウイルスは約3万塩基で27個。遺伝情報の量も非常に少なく、シンプルな存在。なのに私たちはなぜ新型コロナウイルス翻弄されるのでしょうか。
人類誕生から現在までの人の死因の累計第一位である感染症を引き起こす、ウイルスや細菌などの病原微生物(病原体)は、その小さな体と限られた遺伝情報量の中に、ヒトなどに感染して自らの子孫を効率よく増やして広めるための、巧妙で狡猾な生態を持つものばかりです。
本書では、そんな病原体たちが進化の過程で身に付けた、さまざまな感染戦略、生存戦略を紹介します。宿主に寄生することに特化した構造や機能、生態などの高度な進化は、いずれも驚くほどうまくできたしくみで、なかなかエキサイティングな世界です。恐ろしいものであると同時に、その「見事な」までの病原体について知っておくことが、次なる病原体との戦いの備えになるかもしれません。

目次

第1章 病原体の正体
1―1病原体ってなんだろう?
1―2病原体の基礎知識(細菌ってどんな生き物?/ウイルスってどんな「生命体」?/真菌ってどんな生き物?/原虫ってどんな生き物?/蠕虫ってどんな生き物? ほか)
1―3感染症が起きるまで
1―4人体と病原体、ミクロの攻防
第2章 歴史を変えた病原体たち
2―1ペスト菌 ー中世ヨーロッパの悪夢
2―2インフルエンザウイルス ー人類に最後まで残る感染症
2―3梅毒トレポネーマ ー海を越えて現れたステルス病原体
2―4コレラ菌  ー脱水症状を起こす19世紀の死神
2―5結核菌 ー世界の死因トップ10の病原菌
2―6痘瘡ウイルス ー人類史上初の根絶された感染症
2―7ヒト免疫不全ウイルス ー常識を覆した新興ウイルス
第3章 隣人たちの病原戦略
3―1大腸菌 ー知名度ナンバーワン細菌の知られざる実態
3―2黄色ブドウ球菌 ーもっとも身近な病原菌
3―3ピロリ菌 ー胃でも死なない胃癌の原因
3―4麻疹ウイルス ー免疫を記憶喪失にするウイルス
第4章 食卓を脅かす病原体
4―1ボツリヌス菌 ー自然界最強の毒素を作る細菌
4―2サルモネラ ー最初の食中毒菌と腸チフス
4―3カンピロバクター ー菌性食中毒の第1位
4―4ノロウイルス ーありがたくない冬の風物詩
4―5プリオン ーゲノムを持たない病原体
第5章 日本を襲う? 要注意の病原体
5ー1コロナウイルス ー世界が一変した21世紀のパンデミック
5―2エボラウイルスと出血熱ウイルス ー最も危険なウイルス
5―3重症熱性血小板減少症候群ウイルス ー日本にもいた?出血熱ウイルス
5―4狂犬病ウイルス ー致死率100%の感染症
5―5デングウイルス ー顧みられない熱帯病
5―6薬剤耐性菌 ー進化を続ける人類の宿敵

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

107
人類史上ヒトの全死因を累計すると第一位は感染症だと言われている。世界三大感染症である結核、AIDS、マラリアは毎年数百万人の死者を出している。2022年6月時点で新型コロナ感染者は5.4億人、死者は633万人に及ぶ。本書はヒト病原体約1500種類の内、歴史を変えたもの、今後流行の兆候のある病原体の発症様式、機序、治療について最新の知識を紹介している。インフルエンザ脳症もウィルスが脳に伝播するのではなく、サイトカインストームが原因であることを知った。感染症を予防するには、宿主抵抗力を上げることが大事ですね。2022/09/26

やいっち

61
著者は二人とも滋賀医科大学医学部病理学講座の方々。細菌やウイルス関連…広くは免疫や医学関係の本は、自分の読書のテーマの一つ。年に数冊は欠かさず読んできた。  2022/10/20

テイネハイランド

10
図書館本。ブルーバックスの名著「コーヒーの科学」の著者である旦部さんの本業(医学)関連の著書ということで今回読みはじめたのですが、一言でいうと医学の素養がない素人には読みこなすのは難しい本でした。例えば第3章で取り上げられている病原性の大腸菌の箇所をみても、その体内での働きはとても複雑でこの本の説明をしっかりと理解するためには、もっと詳しく書いてある別の本(医学関連の教科書)を読む必要があるように思いました。2022/12/01

中島直人

6
(図書館)学術的にではなく、関心の高い病原性の高さから選択されているので、知りたい内容、興味のある内容を効率的に知ることが出来て嬉しい。2023/06/24

kamekichi29

5
ウイルスや細菌などのいろんな病原体について。概要、感染、伝染や病気のことなど。 病原体ばかりで怖くなってしまいます。2025/02/17

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