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内容説明
パワハラは「観客のいる前」で行なわれる。善人を装ったサディストは、苦しむ部下を見るのが快感なのだ。社会学者がパワハラをやめられない人、いつもパワハラされる人を解説する。パワハラをする人は、子供の頃に抑圧されて悔しかった思いを、大人になって弱い立場の相手にぶつけている。本人も気づいていないうちに、積年の恨みを晴らし、心の傷を癒しているのだ。人生に行き詰まり、攻撃する以外に生きていけない人なのである。では、パワハラされるほうは問題ないのか。「弱さはずるさに鈍感であり、ずるさは弱さに敏感である」と言われる。つまり、パワハラをされる弱い人は、いい人か、いい人を装うサディストかを見分けられず、パワハラをする人は、長年抱える不満をぶつけられる相手を見つけるのに長けている。だから、うまくパワハラが成立してしまうというわけだ。本書では、さらに彼らの精神構造を深く考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
29
★★★★★パワハラ、モラハラ、DVなど、暴力による支配と服従の構造がよく分かる。加害者も被害者も第三者も、構造を理解して適切な対処をしていくことでしかハラスメントはなくならない。暴力や支配のない社会こそ成熟した社会をめざして、理解を深め、広めていきたい。2023/06/03
ノンケ女医長
20
あらゆる言動が「ハラスメント」と受け止められやすくなった。発生してしまうと、対応や終息に猛烈な時間とエネルギーが費やされるし、幸せになるのは「クレーマー」だけ。対応によっては、事態は最悪の転帰を遂げることも。増える被害者、そして加害者も診てきて悩む日々。「人は不安で自信がないから、自分の心を癒すためにパワハラをする」(163頁) の言葉が、ひときわ印象に残った。共通点は、確かに多いかも。著者ならではの多彩な表現があって、取り入れられそうなところから実践していければ。2023/02/12
hiyu
5
最近のハラスメントへの言及や流布状況をみると少々うんざりする部分も否定はできない。だが、本書には非常に興味深い内容が多かった。単に攻撃性を内包するものではないこともよく理解できた。自身のことを振り返る機会にもなり、自己執着への言及が印象として残った。2023/10/24
Shigenori
5
『今の会社は、かつての共同体化した機能集団ではなくなった。そうした雰囲気の変化の中で、パワー・ハラスメントや過労死は、ますます増加してくるであろう。』では、どうすれば良いのか?『この世の中で生き延びようとするなら、まず相手を見て、質の悪い人から逃げることである。逃げられない時には、自分自身が心理的にたくましい人になる以外に、方法はない。』身も蓋も無い言い方になってしまうかも知れないけれど、いじめもパワハラもなくならない。だから、ファイトバックできる心を持て、とあらゆる角度から熱く語りかける一冊。2022/08/19
Red-sky
3
タイトルからもっと大衆向けの語り口かと思ったけど、精神分析?心理学?的な考察が主だった。2023/04/28
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