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内容説明
昭和30年(1955年)。もはや戦後ではなくなった日本で、住宅難にあえぐ人々は自らの土地を、住宅を求めた。開発バブルの中で怪しげな業者も跳梁跋扈。悲喜こもごもの人間ドラマが繰り広げられたが、それも70年近く経った今では忘れられかけている。「マンションポエム」を彷彿とさせる当時の不動産チラシ140枚をもとに首都圏各所の「夢の跡地」をたずね、新たな未来を想像する。ありそうでなかった郊外研究がここに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
26
昭和初期から中期にかけて、猛烈な勢いで開発された土地や住宅の記録。多くの写真とフィールドワークに基づいており、こういう本は大好物である。特に横浜市内が多く取り上げられており、横浜の住宅事情や住宅街形成に興味がある人にはたまらないだろう。癖がありすぎる、地主自作の土地売りポスターの数々も面白く必見。2023/02/20
あおでん@やさどく管理人
22
冒頭に紹介されているチラシは明らかに誇大広告のものや、地主が直接売り出しているものなど、開発バブル当時の雰囲気がうかがえる。団地などならともかく、戸建て住宅地の開発主体までは気にすることがなかったので興味深い。土地にゆとりを持って開発された時代の方が、増改築などで今となってはバラエティ豊かな住宅地になっているのではという指摘は、なるほどと思った。2023/02/16
Tadashi_N
15
VOW的な部分が1割、大手以外による住宅開発が残り。2023/07/01
そうたそ
15
★★☆☆☆ 戦後間もない頃の不動産チラシから、当時の住宅開発を振り返る一冊。何と言ってもチラシのインパクトたるや。無法地帯としか言いようのない、不動産業者のやりたい放題。つくづく戦後というのは特殊な時代。その辺のチラシを読み解くあたりは面白いが、それが具体的な地域の話になると、関東に住んでいない者からすれば、いまいち興味をひかれず。話も少しマニアックに走ったきらいあり。ただ研究内容としては面白すぎると言ってもよく、好きな人からすればたまらない内容かも。2022/12/03
紫の煙
12
昭和初期は、スーパーのチラシのように、「地主直売」「特価」などと書かれて、住宅地が売られていた。かなり誇大広告もあったようだが、現在も大都市近郊の住宅地として存在しているのだから、バブル期ほど無茶苦茶ではないようだ。表紙のイラストは、昭和レトロを得意とする吉岡里奈さんによるもの。2024/04/26
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