運を味方にする 「偶然」の科学

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運を味方にする 「偶然」の科学

  • ISBN:9784492047118

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内容説明

「私たちが運や偶然をどのように認識しているのか、その神経科学的、心理学的な裏付けについて興味深い洞察を提示する」
ーーV・S・ラマチャンドラン『脳のなかの天使』著者)

「運が私たちの生活で果たす役割とはなにかを考察してみせる」
――デイヴィッド・J・ハンド(インペリアル・カレッジ・ロンドン数学科名誉教授、『「偶然」の統計学』著者

「運とはなにかを探求する、楽しくて情報満載な書」
――ジェームズ・E・オールコック(ヨーク大学名誉教授)

私たちは、自分の努力が結果を左右しない、自分のコントロールの及ばない出来事が起こると、「運」のせいだという。
人間は予測できない不確実な世界を嫌い、ランダムな出来事のなかにパターンや意図を探すように進化した。このことが、「運」を信じる心を生み出したのだ。

私たちは幸運を神に願い、さまざまなおまじないやお守りに頼るが、不合理としか思えないこうした迷信にも、実は驚くべき利点がある。

「自分は運がいい」と思うことは、ランダムネスを恐れず、直観に従ってチャレンジすることを可能にし、不安感を減少させ、また、脳の「実行機能」を高めることが、研究によって明らかになっているのである。

運に頼ることで、困難な状況に直面してもやる気を維持できるし、運を信じれば自分には状況をコントロールする力があると思え、パフォーマンスが向上する。

「運がいい人」はランダムな世界に積極的に関わり、適切なタイミングで適切な場所にいるチャンスを高め、脳のエネルギーを問題解決に向けやすくなる。
いったん成功した人はさらに「自分は運がいい」と思えるので、さらなる成功を呼ぶのである。

「帰属理論」「反実仮想」「上方比較と下方比較」「ボトムアップ型注意とトップダウン型注意」など、心理学・神経科学の理論や知見を用いて、「運とはなにか」「なぜ運を信じるのか」「運がいい人はなにが違うのか」「どうすれば運を高められるのか」などといった疑問に答える、あなたの人生を変えるサイエンス書。

宝くじに4度も当選した女性や、何度も死にかけながらその度に命拾いした男性、呪われたミイラの逸話や、さまざまな文化や宗教における「幸運」の歴史、「呪術的思考」に見られる法則など、驚きのエピソードも満載!

目次

第1章 運とはなにか
第2章 運の起源と歴史
第3章 運と帰属――「運のせい」にしたくなる心理
第4章 運と呪術的思考――不合理な信念の役割
第5章 運とあなたの脳─パート1 脳波や前頭前野、実行機能と運の関係
第6章 運とあなたの脳─パート2 刺激と報酬、ミラーニューロンと運の関係
第7章 運に恵まれる方法――期待と注意というふたつのツール
第8章 幸運の女神を微笑ませる

参考文献
用語一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨハネス

9
運てコントロールできないから運なんじゃないかなあ。呪いやお守りなど、運と言えない広範囲な非科学的なものに考察があり、それぞれのエピソードは楽しく読める。「自分は運がいい」と思う人はうまく行きやすいという事実は科学的に確かめたものだから、そんな気持ちになれたらいいな、と読後の気持ちは明るい。2022/10/28

とく たま

7
「人間万事塞翁が馬」話を最後に終える辺り、内容は想像できそうだ。運不運は最後まで判らないが、運が良いと思い行動をとることだといってると思う・・脳の仕組みや呪術、ギャンブルを科学的思考で追ってゆく?!わしは思う、この中には個体差における仕組みが無視されている・・と、知らんけど(・・;)2024/01/07

turtle

6
運とは世界に存在するランダムネスの見方のひとつであり、ランダムネスに心を開いて受け入れ、恐れず、ミスから学び、勝ち目のない試合運びを変えられるようになれば、ランダムネスから利益を得られるようになる。心の持ち方で運が良い方へ転がりこむ可能性が高まるのであれば、そこのところは意識しておきたいなぁ、と思います。個人的には過去に懸賞で3回海外旅行に当たっているので、運というものはやっぱりあるような気がします。2023/01/23

naohumi

6
今まで運、不運とは、ただ単に人の感じ方によるものだと思っていた。それがこの本を読むと、運が自身の精神的支柱になり得、その背景には、科科学的かつ論理的な根拠が備わっていると感じた。また、運が良いと自分が感じる時、実際に物事を建設に的に前に進むことがあると気付きを得る。これは、人間の心理が影響し、運を信じることによって 人の行動が変わり、実際の結果が変わってくる事例を挙げられると、確かにと納得できた自分がいた。たかが運と馬鹿にするなかれ。心持ちひとつで未来は変わるのだと思えた読後感。2022/10/09

呑司 ゛クリケット“苅岡

3
永守さんの成しとげる力を読んでいる時に見つけた本。運は努力についてくると言う考え方と、運を科学的に捉え直して運のに本質を知れば、運をつける法則に辿り着くこととの間で運を考える。先ずは運は何モノであるかをきちんと把握出来ていない自身に気づく。一方、事実は常に無価値で、それに有効、無効の解釈を付けて、はじめて幸運か不運かが分かる。ならば、後付けの評価しか出来ないことになり、そのことに意味がなくなってしまうと感じてしまった。2022/09/13

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