内容説明
橋下徹、木村草太の真剣勝負。混乱の様相を深める世界で、今こそが憲法について語るべきときだ!立憲主義や自衛権の定義、9条改憲の是非について。新たに対談原稿30ページを加え、伝説の激論を文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんく
15
国民投票というと、ブレグジット。ブレディみかこさんも書いてたけど、あれでイギリス国民が二分された。日本も二分するだろうね。そんな二項対立を避けられるような国民投票をやりますか。次にうち、憲法でどこまでを認めますか?①自衛のための武力行使も認めない②個別的自衛権行使まで③米国との集団的自衛権行使まで④グループ専守防衛まで⑤侵略戦争まで/以上の5択なら、①もアリだし⑤もアリ。すべては日本国民の意思次第。これならどの党も文句は言えないでしょう(5択とかダメなんだっけ)。対談本だからさらっと読めると思ったのにー。2023/05/04
しょんたいらん
2
橋下徹さんの印象が良くなった。政策論に差はあれど、憲法の縛りを意識しながら政治権力を行使する姿勢がある人だという印象は報道からは感じなかったのでじっくり対談本を読むというのは大切だと思った。2022/09/03
いとのり
1
木村先生と橋下さんの対談とは!と思わず読んでしまいました。橋下さんの思い先行の議論に木村先生の理論での切込みは、「いい試合をみた」というのが率直の感想です。でも全然知りませんでしたが、橋下さん、大阪府知事&市長としていろいろ頑張っていたんですね。維新が大阪で人気があるのが分かったような気がしました2022/11/30
Masaki Sato
0
橋下さんが実務家なり政治経験を踏まえた議論をして、木村先生が法律論と立法論を緻密に切り分けながら進めていくのが印象的。立憲主義の考え方、適正手続き、平和主義あたりがテーマ。橋下さんもイメージみたいにたんにめちゃくちゃやってたわけではないのだなと。対談ではあるものの、橋下さんが一方的に喋るのを木村先生が受け止めるという構図なので、リズムがいまいち読みづらい。2024/12/14