ウクライナ戦争日記 - 非日常を生きる24人の声

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ウクライナ戦争日記 - 非日常を生きる24人の声

  • 著者名:Stand With Ukraine/左右社編集部
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 左右社(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865280913

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内容説明

戦争の渦中にいる24人が綴る日記、緊急出版!
早朝、ウクライナの人々は聞いたことのない爆発音で目を覚ました。
夫が戦地に赴き幼い娘とふたりで逃げる母親、ロシア人の父とウクライナ人の母のもと占領下の村で生きる女性、激戦地マリウポリでの救出劇、さっき通ったばかりの公園が爆撃された男性……
突然ロシアが侵攻してきてから数ヶ月間にわたり起こったできごとを戦禍に巻き込まれた当事者たちが綴った、唯一無二の日記アンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪月花

57
戦争が始まったとたん、生活が一変して人も鬼になる。絶え間ない爆撃、停電、食糧難、飢餓、レイプに怯えて暮らさなくてはならなくなる。そんな日々でも地雷の潜む道を知人の知人を救うため、食糧や薬を届けるために命の危険を冒して進む人たちもいた。新婚の夫と困った人を助けることが新婚旅行のようだと言う女性、感謝の気持ちを忘れない女性など、窮地に追い込まれても他人を思う心と必死に生きようとする強い思いが詰まった日記に胸が熱くなる。早くウクライナとロシアに平和が来ますように! 2023/03/31

たまきら

48
22年6月末あたりまでのウクライナ出身者の声がまとめてある、とてもエモーショナルな一冊です。非常に個人的な内容で、こちらの感情に訴えてくる言葉に心を打たれます。戦争は、誰も幸せにしない破壊行為であり、断固反対ですが、時代錯誤の老人たちに振り回されるロシア国民にも、似た状況の国に住んでいるので同情してしまう自分がいます…。簡単ですが1922年にソ連に加盟してからのウクライナ近代史が巻頭についていて、2022年との符合をロシア側は意図していたんだろうか?など、様々な疑問を持ちました。2022/09/30

燃えつきた棒

43
ハルキウ、マリウポリ、キーウなどに住んでいた24人のウクライナの人たちの戦争日記。 ハルキウから、生き延びるために、いったんロシアに逃れざるを得なかったオルガ・ツガンチュは綴る。/ 【サンクトペテルブルク(略)にいる。ここでボランティアのオルガと会い、ミニバスに乗ってエストニア税関に向かった。さようならを言うとき、彼女は泣きながらこう言った。 「あなたたちウクライナ人が、いつか私たちロシア人を許してくれることを祈っているわ」 生まれて初めて見た、この本当の誠意を、私は生涯忘れることはないだろう。】/2023/05/22

Nobuko Hashimoto

35
ウクライナ各地の人々の戦争の記録を集め、2022年7月に緊急出版した本。ロシアによる侵攻で、ウクライナの人々は家を壊され、身を隠し、故郷を離れざるを得なくなった。そのことを私たちも報道で見聞きはしているが、当事者による日記は、絵や音はなくとも何倍も迫るものがある。2023/04/16

kan

35
何気ない日常が壊れ、いつ終わるのかわからない精神的肉体的疲労と恐怖。大切な人と離ればなれになる絶望。生まれ育った唯一無二の場所を蹂躙される辛苦。ロシア人への憎悪と恨みも綴られ、そこから生じる連帯の危うい面も無視はできないが、現実の切実な声は安全地帯にいる者とは別次元だ。先日の報道でウクライナ人の精子凍結保存の激増を知り、本書と併せ胸を締め付けられ言葉もない。奥付に教え子の名を見つけ、支援の輪の拡大への若者の寄与を嬉しく思った。長引く戦争で出口が見えないがなんとかならないものか。2023/04/18

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