内容説明
インフレになっても、金利を上げられない日銀。
円安、物価上昇はこれからが本番。
※Xデイ=日本経済が大混乱に陥る日
今、世界では長く続いていたデフレの時代が終わり、インフレ懸念が生じている。インフレが進むと国民の生活が苦しくなるため、各国の中郷銀行は金利を引き上げて、インフレを抑えようとしている。
ところが、世界一の借金大国である日本は、金利を上げると、保有国債の金利も上がって評価損が出てしまうため、金利を上げることができない。そのため日銀の黒田総裁は、3月下旬から10年国債の0.25%での「指し値オペ」を始める始末。
アメリカは徐々に金利を上げていくから、日米の金利差は開く一方で、ドル高円安も止まらなくなる可能性も。
著者は、以前から警告してきたXデイ(日本経済が大混乱の陥る日)が近いと予測。
この先、日本経済はどのように崩壊しているのか?
個人はXデイから自分の財産をどのように守ればいいのか?
今こそ知っておくべき知識・情報が詰まった、日本国民必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAKA0726
13
今、世界で起きているインフレは通貨を刷りすぎたが故に通貨の価値が減じて起きているインフレ、米国はバブル経済時の日本にそっくりでこれから金利の引き上げとばらまいた資金の回収という急速な金融引き締めが始まる。よって日本の生保はヘッジ付米国債への投資を回避。給料が上がると個人消費が増え景気回復の原動力になると言われるが、過去に貰った給料の価値が上昇する資産価値が上がったほうが個人消費が増える。今考えるべきは儲けることではなく資産防衛でドル資産の保険をかける。お勧めは米ドルMMF、日銀は伝統的金融政策を堅持すべし2022/12/12
紫の煙
12
狼少年の如く、Xデイを唱える藤巻氏。日銀の財政ファイナンスの出口がどうなるか、誰にも分からないのではないか。現日銀を廃して、新中央銀行設立?諭吉1000枚と新一万円交換?信じられない。息子をやたら取り上げるのは、やめてもらいたい。2022/12/31
はやたろう
11
日本の財政状況は末期的で、どうしようもないということで、資産を守らないと円は無価値になるという金融のプロからの警告。米ドルMMFや暗号資産など、円以外での資産をもつことを推奨されている。 遅かれ早かれ、Xデイが到来したら、大変なことなので、何とかしたいと思う。2023/05/19
tetsubun1000mg
11
日銀の「異次元緩和」政策として中央銀行が通貨を発行して、国際を直接引き受けることが原因で「ハイパーインフレ」が起こることとその対応策を提言している。 この趣旨で過去にも黒田日銀総裁を批判した本を書いていたが、いよいよ「Xデイ到来」と迫ってきていると解説。 財務省は実態を理解しているらしいが、政府と日銀総裁は大丈夫だろうといる。 藤巻氏の著書を読んでいると「Xデイ到来」が真実味を帯びてくる。 日本銀行が破綻して、今の一万円札1000枚と新本銀行が発行する新一万円札と交換する事態になったら日本はおしまいだな。2022/11/25
わたお
10
難しかったけど、もうすぐハイパーインフレになるそうです。ドルもう少し持っておこうかな。2022/09/24