内容説明
駒込うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。あんぱん、クリームパン、チョココロネ。見ているだけでほっとするような、そんなお店。一家で経営してきたコテンの未来を背負うのは、悩める三代目・和久。商店街が寂れる中で、コテンを継ぐべきか。人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとは――。しぼんだ心を幸せでふっくらさせる、とびきりあったかな“縁”の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
171
『不思議なものだ…ほんの少しのかかわりが生まれたことで、そのひとの喜びを同じように喜ぶことができる』と、人と人とが『縁』によって繋がっていく先が描かれるこの作品。そこには、『ベーカリー・コテン』というパン屋さんが繋ぐ、人の暮らしの物語が描かれていました。美味しそうなパンの登場に無性にパンが食べたくなるこの作品。味わいのある人物たちの登場にほっこりとした気分を味わえるこの作品。“しぼんだ心をふっくらさせる、とびきりあったかな’縁’の物語” ー 本の帯にあるその言葉どおりの魅力にすっかり酔わされる作品でした。2026/05/10
涼
77
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-6cd9f6.html 登場人物たちは、みなほのぼのとやさしい人たちです。2022/10/25
道楽モン
68
令和の大衆小説、かくあるべし。獅子文六、阿川弘之、源氏鶏太などの戦後大衆小説の系譜に連なる王道的作品。我が地元・駒込が舞台とあっちゃ、読むに決まってます。基本的に全員が善意の人で、庶民特有の悩みと闘いつつ人情・友情・家族に支えられている幸せを再確認するという構図。これが心地良い。地元世間のしがらみでの軋轢、理不尽な義理、歪んだ家庭環境、犯罪などと無縁で、舞台装置そのものがファンタジーと言われちゃうかもしれないが、読書中くらい許して欲しい。ともかく殺人やらトラウマやら毒親なんていう小説ばかりは嫌だってーの。2024/02/17
たるき( ´ ▽ ` )ノ
58
まずタイトルに心を掴まれる。表紙のカツサンドに胃袋も掴まれる。そして内容も、まさに極上!えっ、こことここが繋がるの!?と驚かされ、悩みながら迷いながら自分の信念を大切に前を向いていく人々に勇気をもらえた。素敵な読書時間をありがとう!2022/12/22
あっちゃん
55
商店街の昔ながらのパン屋さんに来るお客さん達の話!パン屋さんって行くとどれを選ぼうかワクワクする所(笑)そのうえカレーパンの中身が変わったらもう( ̄ー ̄)2026/05/03
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