小学館文庫<br> 恋文横丁八祥亭

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小学館文庫
恋文横丁八祥亭

  • 著者名:立川談四楼【著】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 小学館(2022/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094071726

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内容説明

渋谷裏町の居酒屋が舞台の人情事件簿!

 人気落語家立川談四楼が描く人情事件簿!

渋谷の恋文横丁近くに佇む居酒屋『八祥亭』。大女将の気っぷの良さと孫の若女将の愛嬌と料理に客が集まる。そんな店に飛び込んでくる「難」事件の数々。解決に動き出すのは常連の落語家八祥。そして彼の本当の姿とは……。

第1話『消えた銀二郎』 松濤のお屋敷に住む資産家老人が失踪した。直前にかかってきた1本の電話。数十年前の悲恋が甦る……。

第2話『魚定の源ちゃん』 若女将典子が仕入れている鮮魚店で働くベトナム人青年には、来日してキャバクラ嬢になった姉がいた。荒稼ぎを続けて店を転転とする姉の目的とは何なのか。

第3話『危うし中華共楽』 町中華の名店「共楽」が閉店するという。大繁盛していたのになぜ?八祥は、事件のにおいを嗅ぎつける。

第4話『猫のお菓子屋さん』 小学校付近にトラックで店を出す猫のぬいぐるみを着たお菓子屋さんが話題を呼ぶように。ある日典子はその秘密を知ってしまう。

第5話『ママの味』 結婚間近な青年は、婚約者が式を挙げたくないと言い出し困っていた。愛しあっているのに頑なに華燭の典を拒む彼女には、幸せになってはいけない理由があった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

65
取り立てて新鮮さは感じませんが、暖かい世界だと感じます。今放送されている朝ドラ「らんまん」でも渋谷が舞台になりましたが、まだ、中学生時分の私には、遠い街であったし、もっと文化的な香りが強い街だったと思います。最近は金属的な街になってしまったように感じています。それだけにこのホームドラマ的な世界には郷愁を含めた思い入れを感じます。2023/09/18

やまねっと

23
読後感はやんわりと気持ちがしんなりと垂れた気になった。 出てくる一編でぬいぐるみが云々という記述があるが、これは着ぐるみの間違いではないかと読んでて気になった。ぬいぐるみはただ人形であって人が着るのは着ぐるみだからだ。それが妙に気になって引っかかった。 八祥という男が優秀すぎたのがあまり深みが感じとれなかったのだと思う。2025/08/10

jima

13
居酒屋ハ祥亭の常連客の落語家が事件を解決する。5話からなる。最後の心臓移植の「ママの妹」がジーンときた。2022/10/07

真朝

11
昔ながらの人情みたいのがまだちゃんとある物語で安心します。今の殺伐としてるみんなあんまり余裕が無い時なので尚更優しさが身に染みてきます。 色んな人が来る八祥亭。常連さん達も個性が豊です。作者さんが本物の落語家さんなので読んでいると落語を読んでいるようにも感じました。シノさんがヒヤのシヤと言ってしまうのが私の父と同じでクスッと笑ってしまいました。2023/01/20

Mayrin

10
推理もあり、じーんと来る話もあり面白かったです。特に、源ちゃんとママの妹が良かったです。2022/11/01

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