ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 沈黙のセールスマン〔新版〕

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ハヤカワ・ミステリ文庫
沈黙のセールスマン〔新版〕

  • 著者名:マイクルZリューイン【著】/石田善彦【訳】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 早川書房(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150784133

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内容説明

事故で入院中のセールスマンに隠された秘密とは? 私立探偵サムスンが愛娘とともに謎を追う。米澤穂信氏推薦のシリーズ最高傑作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

56
長いものにはすぐ巻かれる、脅される前に屈する自身を振り返るとアルバート・サムスンは徒手空拳で立ち向かう心優しき探偵。納得できない事に我慢が出来ず突き進むのだ。お金はないけど・・・。彼女が可哀そうだったからだね。あんなにボコボコになりながら、あんた漢だよサムスン。サムが警官となって帰ってくる「父親たちにまつわる疑問」も読まなきゃ。2023/11/07

うまる

32
米澤氏推薦て事で読んだけどハマらず。最初は主人公を微笑ましく感じたんですけどね。本人は至って真面目なのに、チグハグな感じで笑いを誘う所や言い回しは、小鳩&折木に通じる所があると思いましたし。でも段々、犯罪行為も暴力も何でもありになったので、微笑ましいおじさんから許せない自己中おやじに転じて笑えなくなりました。任務や誰かの為ではなく、自分の好奇心を満たす為だけに、周りに迷惑かけまくるなんてクズやん。生き別れだった娘にも散々酷い態度とってたのに、最後だけ父娘良かった感だされてもねぇ。これがシリーズ最高傑作?!2022/10/17

シキモリ

27
<私立探偵アルバート・サムスン>シリーズ初読み。非タフ&マッチョな温厚で小市民的なキャラクターという先行イメージの所為なのか、思いの外頑固で直情的な人物造形に少々面食らう。ハードボイルド直系の錯綜した人間関係に加え、驚きの真相が飛び出すトリッキーなプロットといい、今作がシリーズ最高傑作と呼ばれるだけのことはある。宮部みゆきさんの<杉村三郎シリーズ>の元ネタだけあって、作中の雰囲気に馴染みやすかった。ラストで炙り出される日常に潜む人間の悪意など、宮部さんや米澤穂信氏が影響を受けたというのも確かに納得出来る。2022/11/13

本木英朗

20
アメリカの現代ハードボイルド作家のひとりである、マイクル・Z・リューインの長編のひとつである。もちろん俺は、今回が初めてだ。半年以上入院したまま、面会謝絶となっている弟の様子を調べてほしい――探偵サムスンに舞い込んだ奇妙な依頼。サムスンは十数年ぶりに再会した実の娘サムとともに謎を追う……という話である。話は一応読んでいた通りだったが、それでも俺的にはちょっとねえ、という感じです。これだったらもういいや、この作家。……とりあえず以上です。2022/12/05

bapaksejahtera

15
拳銃を持たず心優しい男。離婚問題にも喜んで相談に応ずる探偵サムスンが主人公のシリーズもこれで4冊目。未訳もあるようだから残りは1作しか残っていない。今回は仕事がなくなり相談料大幅値下げした所にやってきた女性の案件。弟が仕事上で事故に遭い人事不省になったが、会社が病院での面会を拒む、という訴え。初めて主人公の18になる娘が登場し助手として働き出す。初めのうちは権利関係など法律的な交渉事であったが、段々きな臭くなる。どうも事故には裏があるようだ。サムスンが警官を殴る場面等一味違ってくるがお気軽作品には違いない2022/10/18

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