内容説明
本書は、SFCの構想段階から、1990年の開設以降15年の大学改革への挑戦の軌跡を詳細に検証する画期的な大学論です。学際的研究をめざした「総合政策学部」・「環境情報学部」の設置や、学力のみを指標としないAO(自己推薦)入試の導入など、世間に衝撃を与えた先駆的な大学改革のプロセスを余すところなく紹介し、SFCがめざす大学像を浮き彫りにします。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス創設30年記念(https://sfc30-web.sfc.keio.ac.jp/)の電子書籍による復刊。
目次
SFC理念の実現 小島朋之
次のSFCバージョン3.0に向けて 熊坂賢次
第1部 SFCの沿革とキャンパスデザイン
第1章 大学改革のプロセス
1 開設準備期(一九八六―九〇年)
2 草創期(一九九〇―九四年)
3 継承期(一九九四―九九年)
4 再編成期(一九九九年以降)
第2章 事務局支援のプロセス
1 開設準備期(一九八六―九〇年)
2 草創期(一九九〇―九四年)
3 継承期(一九九四―九九年)
4 再編成期(一九九九年以降)
第3章 周辺開発のプロセス
1 SFCがやってくる――大学進出と大都市近郊開発
2 SFCの着地と土地神話の崩壊
3 めざせキャンパス・ビレッジ
4 これからの周辺開発への展望
第2部 SFCの挑戦者たち
第1章 学生の活動
第2章 卒業生の活躍
第3章 情報インフラの構築
第4章 研究発信
資料編
あとがき 孫福弘