内容説明
「おっさん=古いもの、いまの社会の悪しき土台を作ったもの」とみなされる今日この頃。それならいま「おっさん」はどこへ行くべきなのか? 国内外のポップカルチャーをヒントに、「あたらしいおっさん=ニュー・ダッド」たちの姿を見つめるエッセイ。ドラマ『ストレンジャー・シングス』、 映画『20センチュリー・ウーマン』、ブルース・スプリングスティーンやボン・イヴェールといったミュージシャン、 ゲーム『Detroit: Become Human』、漫画『クッキングパパ』といったカルチャーの中のニュー・ダッドたちから、一般人のパパ系インスタグラマー、プリキュア好きのオタクまで。
目次
(はじめに) あたらしい時代にふさわしい魅力的な大人の男性とは
【Section 1】 キュートなダッドたち
いま、たるんだお腹が熱い(『ストレンジャー・シングス』)
呪いを断ち切る魔法は「楽しむこと」(─)
変わりゆく「古き良きもの」(『カーマイン・ストリート・ギター』)
ときにダッドはウザくならねばならない?(『ありがとう、トニ・エルドマン』)
「男子」ノリを乗り越える(『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』)
(個人的なこと1) 「女の子みたいな男の子」だった僕はこうして育った
【Section 2】 あらゆる立場をこえて
ゲイがダッドになるのに必要なもの(『キッド──僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか』)
マイノリティの味方をする体育会系(ベン・コーエン)
女性たちから少年が学び育つ物語(『20センチュリー・ウーマン』)
ダンディズムを引き受け、新しくする(ザ・ナショナル)
「大きなお友だち」が立派なダッドになるとき(─)
(個人的なこと2) 痛みを抱える隣人と生きていくのは簡単じゃないけれど
弱さを見せることは感情の奥ゆきを知らせること(『Detroit: Become Human』)
「男らしさ」に変革をもたらす黒人スターたち(『WAVES/ウェイブス』)
日本には料理が得意なニュー・ダッドがいる(『クッキングパパ』)
「弱さ」と向き合い、変わろうとする「強さ」(ブルース・スプリングスティーン)
(個人的なこと3) ダッド好きの僕が子供っぽい彼と付き合っている理由
【Section 3】 成熟の先にある優しさ
「ダッド恋愛ゲーム」に男性同士のケアを学ぶ(『Dream Daddy』)
生きることを肯定するユーモアと想像力(ウェイン・コイン
エトガル・ケレット)
「男らしさ」も「男らしくなさ」も豊かに共存しうるもの(ボン・イヴェール)
(個人的なこと4) バーベキュー・パーティと「多様性」
(おわりに)
感想・レビュー
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しゅん
今野ぽた
梅田
much
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