内容説明
阿川佐和子さん、推薦!
まもなく迎える死への覚悟が
すがすがしく変わった。
「いい人生だった」と思えるように。
世界的ベストセラー、待望の邦訳。
生き方
1日の終わりを、週末や休暇、定年退職を
待ち望んでいませんか?
それは、死が早くやって来るよう望むことと同じ。
あなたに残された時間は、減っていく一方なのに。
死に方
死ぬとき、人は悟りを開きます。
一瞬一瞬の重要性を知り、
仮面、幻想、恐れ、空想、抑圧といったものを
すべて捨て去るのです。
看取り方
死にゆく人は、
「自分は大切な存在で、愛されている」と
感じるべきです。死にゆく人に寄り添いたいのなら、
その人の感情を価値あるものへ変えることです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
12
献本御礼。この手の本は苦手なことが多いが、本書は例外。とても良かったです。まずすべての偽善を廃すると宣言していること。共感ではなくコンパッション、自分を承認することを前提としていることなどが新鮮です。そして緩和ケアは専門性を持つ「技術」であると宣言しているところも好感もちます。まあ、家族や結婚にやたらネガティブだったり主観が強いなー、と思うところもありますがそれを差し引いても素晴らしい一冊でした。2023/02/22
coldsurgeon
8
緩和ケアに関わる医師として、その経験から紡ぎだした考え方を示している。不確実なことだらけの社会や人生において、唯一確かなことは、だれにも「死」は訪れる。死は、人生の一部であるから、それを受け入れ、見つめることにより、よりよく「生きる」ことにつなげていく。全人的な緩和ケアの実践が推奨されるが、そのためには、まず自分自身をケアできていることが前提である。他者に寄り添うためにはまず、自分自身に寄り添わなければならない。他者の痛みや苦しみまで取り込むリスクがある「共感」ではなく、他者の苦しみを理解する同情を持て。2022/09/01
naoco
4
二人の親族を実際に亡くなる瞬間に立ち会ったことがあり、自分が死に向かうことを考え続けています。それにできるだけ平穏に向かい合いたい。そのための答えを探しています。あまり具体的なことは本書では見出せなかった(どちらかというと残された人向け?)ですが、実際に死に直面したら響くフレーズもあるのかも。これからも蓄積していきたいです。2025/02/08
ごま麦茶
3
サンパウロ大学病院の緩和ケア医の方の本。死は誰にでも平等に訪れる。毎日を大切に生きてますか?大好きな人達と悔いなく過ごせてますか?と、改めて説いてくれる。《死》に対して、怖くて見たくない、気軽に触れてはいけないもの、みたいなイメージはあるけれども、そうでは無いのだと思わされた。自分を見つめ直すヒントをくれる本。2022/11/09
ダヤン
2
文字でどう表現してよいかわからなくなり時間がかかりました。 「死」は必ずやってくるのに、何かと言い訳して考えてこなかったことに気付かされました。 これからの時間の使い方によっては後悔の少ない人生が歩めるかもしれないと気づけて良かったです。 少しでも長く動けるよう、まずは生活習慣見直すところから始めようと思います。2022/10/10
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