内容説明
愛鳥に元気で長生きしてもらうために。
飼いはじめたときから知っておきたい、体・心のケアと「バード・ライフ・プランニング」のススメ
飼い主さんの知識が豊富になり、臨床医療などもすすんでいる今、以前よりも飼い鳥が長生きするようになっています。
うちの子にも、少しでも長く健康に、そして幸せに長生きしてもらいたい――どの飼い主さんも、そう願っています。
愛鳥が健康で長生きするためには、若い時期の食事のさせ方や暮らし方、体重管理を中心とする健康管理が不可欠。
また、その鳥の生理やメンタルに合わせた飼育も欠かせません。
愛鳥を短命にする要素を一つずつ取り除いていくことで、長生きが見えてきます。
また、健康診断や緊急時の対応など、鳥の医療をどう活用するかも、長寿をめざす鳥にとっては大切な要素になります。
本書は、これらのケアについて、またリスクやそれにどう対応すればよいのかを詳しくまとめました。
飼いはじめたときから、愛鳥のためにしてあげたいことを、やさしく解説する1冊です。
目次
1章 鳥の一生を左右する、もっとも重要な時期を大切に!
2章 鳥の寿命を縮める要因、回避の方法
3章 鳥の心と体への理解が、鳥を護る力になる
4章 生き物は「食べ物」によってつくられる
5章 愛情とコミュニケーションが守る未来
6章 心豊かに長生きのできる暮らしへ ~バードライフ・プランニング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukision
53
人間の医学が日々進歩しているように、鳥の飼育法や病気に対する対処法も変化している。知っている内容も多かったものの、愛鳥の天寿を全うさせるために出来ることが分かりやすく書かれていて参考になった。人間に匹敵する豊かな心を持つ鳥だからこそ、真摯に向き合う大切さが良く分かった。2021/07/16
古本虫がさまよう
4
エサの選び方やらいろいろと専門家からの注意が綴られている。参考にはなるが…。一軒家で飼うと冬はちょっと寒くなるかも。マンションなんかだと冬でもそこそこ暖かいから湯たんぽでも置けば20度ぐらいは維持できそう。飼うのに小鳥でも「財力も不可欠」との指摘もある。病気になると10万円かかることもあるそうな? でも、犬ネコに比べれば、インコは一羽買っても一万円程度。エサも一カ月で一袋数百円程度。いままで飼っていたインコたちは死ぬ時は十年前後…の時。寿命と諦めて(?)病院に行くことはなかった。我が家のインコは7歳。2021/07/22
matumoty
3
「月刊こどもの本」で以前、中学生以上向けに紹介されていたので読んでみた。全然「こどもの本」ではなかった。ペットとしての鳥をお世話する(←「飼う」という言葉、あんまり好きじゃないんです)指南書。人間だっていろんな病気があるんだから、トリだってネコだってイヌだってサルだってなんだって老いや病気がいろいろあるわよね、と改めて考えた。2021/10/19
林檎
2
鳥のことをよく考えている方が書いた本です。 鳥目線で、ためになりました。2021/07/03
Go Extreme
2
鳥の一生を左右する、もっとも重要な時期を大切に:生まれてからの数週間重要 子育てする覚悟 人間が育てるメリット 複数飼い これからの生活を教え込む 鳥の寿命を縮める要因、回避の方法:死因 短命要因 肥満 温度管理 不安 判断の遅れ 訓練のリスク 鳥の心と体への理解が、鳥を護る力になる:呼吸と肺 内臓と水の循環・体温 鳥と人が似ている点・理由 生き物は食べ物によってつくられる:ペレット 適量 過食 愛情とコミュニケーションが守る未来:愛の重要性 心豊かに長生きのできる暮らしへ バードライフ・プランニング2021/04/23