小学館新書<br> 潜入ルポ アマゾン帝国の闇(小学館新書)

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小学館新書
潜入ルポ アマゾン帝国の闇(小学館新書)

  • 著者名:横田増生【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 小学館(2022/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098254323

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内容説明

アルバイトは正社員を「アマゾン様」と呼ぶ。

〈日本では、アマゾンの動きを熱心に追及するメディアはほとんど見当たらず、アマゾンの野放図な経済活動にくさびを打ち込もうとする官僚や政治家もほとんどいない。果たして、このままでいいのか。日本は、アマゾンの便利さを享受している間に、アマゾンに飲み込まれていくことにはならないのだろうか〉(本文より)
“世界最大の小売企業”アマゾンによる日本市場制圧は、コロナによってますます進んでいる。果たして、その現場では何が起きているのか――「アマゾン・エフェクト」の実態に迫るべく、著者はアマゾンの巨大物流センターに潜入する。さらに、即日配送、カスタマーレビュー、マーケットプレイス、AWSなど、アマゾンのさまざまな現場に忍び込んでは「巨大企業の光と影」を明らかにしていく。私たちはこのまま何も実態を知ることなく、「アマゾン帝国」に支配されていくのだろうか……日本人に大きな問いを投げかける第19回新潮ドキュメント賞受賞作。

※この作品は単行本版『潜入ルポ amazon帝国』として配信されていた作品の新書版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

93
ついついアマゾンで買ってしまう。楽で便利で、直ぐ届く。がしかしそのために、多くの業者、労働者が安く働かされる。巷間言われている、アマゾン、ユニクロの低賃金が気になっていた。本書で改めてその実態の1部が垣間見られた。それにしても、世界一の富豪になっても、① 従業員を大切にしない、②情報開示を嫌う、③売上高さえ公表しない秘密主義 ④ひたすら租税回避に心血を注ぐ、アマゾンの体質には、ど~にも納得出来ないし、嫌悪感しか湧かない。でも、便利でうっかり買ってしまう。どうしたことだろう。2023/07/25

ヒデキ

47
便利にポチっとさせて頂いているアマゾン その便利さを支えている人たちを取り巻く 凄まじい勤務状況を潜入して描くドキュメント 私の学生時代にこの本でも引用されている 「自動車絶望工場」を読んで仕事って何かな?と 思っていましたが、 「生きていく」という単位が、家族から個人に変わってきて 再生産する必要が無くなってしまった結果なのだろうか? と思えてしまいました。 でも、申し訳ありませんが、 この本もアマゾンで予約して買ってしまいました。2022/09/02

Y2K☮

37
ある意味で「お客様は神様です」の完成形。早くて安くて在庫も充実。でも内側から見ると国家予算級の税金をちょろまかして末端を使い捨てるパワハラ満載のブラック企業。当然だけどアマゾンで買うとアマゾンがいちばん得をする。改めて書店という文化と己の生活のために本は本屋で買うと決めた。ところでアメリカには書籍専門の実店舗「アマゾン・ブックス」があるとか。講談社やKADOKAWAみたいにアマゾンと直取引をやる大手版元が増えれば、近々の黒船来航もあり得る。最大規模の広さと在庫、そして最速の注文&配送。でも戦い方は見えた。2022/09/01

それいゆ

28
私の家にもいつの間にかアマゾンから届けられた商品の箱と封筒がたまってきています。注文すれば翌日に配達される!こんな便利なサービスは他にはありえないことです。どんな仕組みになっているのだろうか?読んでみて改めてアマゾン配送センターのブラック職場を知ることができました。何人ものバイトが職場で倒れ、直ちに救急搬送されなかった結果帰らぬ人になっているとは!そんな人たちの犠牲の上に翌日配達が維持されているのか。複雑な気持ちです。2022/10/08

shikada

26
Amazonへの取材を通して、Amazonの企業体質を解明する一冊。著者自身がAmazonの倉庫業務に従事(潜入取材)し、複数の宅配員に取材した結果もあって臨場感がある。全体を通して、顧客を大事にしてるかもしれないが従業員は大切にしていないなという印象。倉庫で働くアルバイトは倒れても救急車をなかなか呼んでもらえず、マケプレ利用者は一方的なBANにおびえている。こうした体質のAmazonにお金を落とすことの是非を考えさせられた。2022/08/25

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