仕事でも、仕事じゃなくても

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仕事でも、仕事じゃなくても

  • ISBN:9784845919147

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内容説明

全編語り下ろし、漫画家よしながふみ初のインタビュー本!

20時間超のインタビューを通して語られる、『大奥』『何食べ』へと至る幼少期からの歩みと一貫した仕事への思い、日々の生活での気づき、家族という集団に向けるまなざし、これからの展望、そして愛してやまない漫画について……

2020年末に完結した『大奥』が第42回日本SF大賞に輝くなど国内外で高く評価され、現在も連載中の『きのう何食べた?』では、ドラマ化・映画化の追い風を受け新たなファンを獲得し続けている漫画家よしながふみが、自身の歩みや自作の制作背景、愛してやまない漫画について語り尽くします。

本書は20時間超におよぶインタビューによって構成されており、『大奥』や『きのう何食べた?』はもちろん、商業デビュー作の『月とサンダル』、初めてBL誌以外で連載された『こどもの体温』、「月9」ドラマの原作となった『西洋骨董洋菓子店』、さまざまな女性たちを描いた『愛すべき娘たち』など単行本化された全作品について、よしながが自身の仕事観を交えながら語っています。さらに、幼少期の思い出、小学校、中学校時代に影響を受けた漫画、高校で所属していた漫研でのエピソード、大学時代の同人活動のことなど、プロデビュー前の話もたっぷりと収録。また『大奥』が完結したあとの、これからの展望も述べられています。

インタビューはBLに造詣が深く、これまでに何度もよしながへの取材経験のあるライターの山本文子が担当。山本のキレがありつつも慈愛に満ちたサポートによってオリジナルの思考や姿勢が照らし出され、よしながふみを堪能できる 1冊となっています。
カバー装画はよしながふみ描き下ろしです!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

70
【漫画は今も昔もとにかくずっと面白いです。何十年も毎日何かしらの漫画を読んでいますけど、一回も飽きてしまったと思うことがありません】幼少期からの歩みと仕事への思い、日々の生活での気づき、家族という集団に向ける眼差し、これからの展望、愛してやまない漫画などについての、ロングインタビュー集(最初は「対談集を」というお話だったような……)。巻末にコミック解説。2022年刊。<歳を取っても漫画を読む人が増えているので、この先も同世代に向けて発信し続けられるようになったとも感じています>と。おお、嬉しいお言葉だ!⇒2024/09/25

syaori

69
漫画家よしながふみへのインタビュー。幼少期~大学生の生活や夢中になった漫画や本の話、作者の作品についてが語られます。そこからは、作品と雑誌のカラーの齟齬に悩んだりはするけれど、自分の「よしと思える漫画」を追ってきたことが窺えました。また「社会の中で、現実と思想を擦り合わせながら」自分らしく生きられる道を探すことが物語になるという言葉や、誰も悪くないのにどうにもならないこと、それを前にした「なんとも言えない気持ち」が「物語の快感の一つ」という言葉などは、作者の物語が生まれる場所を見るようで興味深かったです。2024/06/04

天の川

69
よしながさんへのロングロングインタビュー。子ども~学生時代のマンガの読書歴は好きな本が一緒だった!それぞれの作品について、制作意図や制作過程を知ることができて、とても興味深かった。大好きな『愛すべき娘たち』は萩尾さんの『イグアナの娘』や『半神』とカテゴリーが同じかと思っていたが、よしながさんは萩尾さんのような親との関係で重い葛藤を抱えている方ではないのだと知り、納得もした。『大奥』はこの本を片手にもう一度是非読み返したいと思ったし、『昨日何食べた』はずっと続けられるおつもりなのもわかって嬉しい!⇒2022/07/29

magurit

63
たっぷり、よしながふみのインタビューで最高!2022/08/09

nyaoko

59
弁護士志望で法学部卒のよしながさんとは。知らなかった。漫画家人生を重ねて、ようやく念願の「きのう何食べた?」を 書く事が出来たそうです。教師だったお母さんの影響も大きかったとのこと。あの時代には珍しく、漫画家と言う職業にも理解があったようで、素敵な親御さんだなぁと思いました。それこそ、私、昔昔から好きで読んでいた作品が初めに出てきてあの頃友達と見せあっていた日々が蘇りました。「ラブシーンのないラブシーン」これからもどんどん描いて欲しいです。だからこそ、シロさんとケンジの二人が好きなんです♡2024/06/11

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