漫画で知る「戦争と日本」ー敗走記篇ー

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漫画で知る「戦争と日本」ー敗走記篇ー

  • 著者名:吉田裕【著】/水木しげる【著】
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • マガジンハウス(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784838732142

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内容説明

日本が起こした戦争のこと、知ってますか?

子どもから大人まで。
戦争について100分学習。

1945年8月15日に終結したアジア・太平洋戦争での日本人戦没者は、
310万人[軍人・軍属230万人(日中戦争を含む)、民間人80万人]。

軍人・軍属戦没者230万人のうち、約60%が広義の餓死・戦病死と推定されるという(日露戦争の戦病死者の割合は26.3%)。近代の戦争では軍事医療の進歩によって、時代が進むにしたがって戦病死者数が減少するのが一般的なはずなのに…。
ではなぜ日本軍は戦地で大量の戦病死者(餓死者)をだしたのか?

行き過ぎた精神主義、古兵の許されざる私的制裁、深刻な食糧難、マラリアの蔓延、医薬品不足、栄養失調、神経衰弱、戦争神経症…
従軍経験者・水木しげるが描き遺した日本軍の姿と戦場のリアル。

「水木が作品の中で描きたかったのは、兵士たちの「死にざま」の無残さであり、その死を生み出した陸海軍の独特の体質だった。」
解説:吉田裕(一橋大学名誉教授 日本近現代史研究)

水木しげるが最下層の兵士として従軍し、爆撃を受けて左手を失ったニューブリテン島(ビスマルク諸島)を舞台にした戦記漫画を中心に7作品を収録。
さらにアジア・太平洋戦争が始まるまでの歴史的背景から日本の敗戦までを解説したテキストと、戦地がひと目でわかる地図を併録。

日本の戦争についてこの一冊でざっくり学べます。

全世代が読めるよう基本総ルビ表記。素晴らしい画を堪能するための大きな判型。保存に適した良質な紙を使用しました。

[漫画作品]
・敗走記
・セントジョージ岬 ー総員玉砕せよー
・幽霊艦長
・ダンピール海峡
・レーモン河畔
・地獄と天国 前編
・地獄と天国 後編
・戦争と日本

[解説]吉田裕(一橋大学名誉教授)
・水木しげるの戦争
・連合軍の反撃始まる
・日本軍の敗北、相次ぐ
・日本軍の敗戦
・中国に対する戦争とアジア・太平洋戦争の連続性

目次

[漫画作品]
・敗走記
・セントジョージ岬 ー総員玉砕せよー
・幽霊艦長
・ダンピール海峡
・レーモン河畔
・地獄と天国 前編
・地獄と天国 後編
・戦争と日本
[解説]吉田裕(一橋大学名誉教授)
・水木しげるの戦争
・連合軍の反撃始まる
・日本軍の敗北、相次ぐ
・日本軍の敗戦
・中国に対する戦争とアジア・太平洋戦争の連続性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

剛腕伝説

10
水木しげるの戦争体験が元となっている。戦争の悲惨さ、日本陸軍のバカさ加減、戦争に巻き込まれた原住民の被害等々。後書きでも作者本人が『日本政府はやみくもに戦争を仕掛けた事を心から謝らなければ本当の意味での外交は成り立たない』と言っている。とても考えさせられる。2024/02/15

すうさん

3
図書館本。水木しげるの漫画に出る妖怪たちはどこかユーモラスで憎めない。水木しげるの描いたこの本に出てくる人間はたとえ憎いはずの上司、上等兵であってもどこか憎めない。もちろん敵であるはずの外国人も、原住民も憎くは描いていない。しかし戦争の話を読んでいくと不思議に恐怖の感情が出てくる。水木しげるの体験談ではあるが、戦争を憎み何とかして生き残ろうと必死で逃げ回る。食べ物もなくなり左手を失いマラリアにかかってもしぶとく生き続ける。水木しげるの戦争本は救いのない戦争の悲惨さとともにそれでも生きる強さも学べる。2022/10/19

みぃ

0
水木先生だから、悲惨で地獄な体験もどこか面白おかしく書いているが、だからこそ凄惨さが浮かび上がる。よく生きて帰ってこれたとつくづく思う。死んではいけない人っているんだなと。2024/04/14

シュウヘイ

0
戦争経験者のリアルな体験談 戦場で生き残ることの意味を考える2024/01/04

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