漫画で知る「戦争と日本」ー壮絶!特攻篇ー

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漫画で知る「戦争と日本」ー壮絶!特攻篇ー

  • ISBN:9784838732159

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内容説明

今、漫画で”戦争”のこと、学び直してみませんか?

子どもから大人まで。
100分でわかる戦争の正体。

1945年8月15日に終結したアジア・太平洋戦争での日本人戦没者310万人。
その91%は1944年~1945年8月15日の間に亡くなっています。
敗北が決定的であったにも関わらず、日本はどうして戦争を続けていったのでしょうか。

そこにあった国力を無視した誤った戦争指導、補給を軽視した軍事思想、天皇という存在とその影響、日本的組織が抱えていた問題点、生き延びても敵前逃亡罪で銃殺、「処置」という名の殺害、掠奪、襲撃、最後のバンザイ突撃、大和魂…

そして、ニッポンはなぜ特攻や玉砕を決行するに至ったのか?

従軍経験者・水木しげるが遺した凄惨な戦争マンガと、一橋大学名誉教授・吉田裕の詳細な解説で学ぶ、読みついでいきたい戦場とニッポンの姿。

水木しげるが最下層の兵士として従軍し、爆撃を受けて左手を失ったニューブリテン島ラバウル、アジア・太平洋戦争で戦場となった中国・硫黄島・沖縄を描いた戦記漫画7作品に加え、戦地がひと目でわかる地図と、研究者による詳細な解説付き。

多視点から日本の戦争について学べる一冊です。

また、全世代が読めるよう基本総ルビ表記。素晴らしい画を堪能するための大きな判型。保存に適した良質な紙を使用しました。

[漫画作品]
・鬼軍曹~それは何だったか~
・波の音
・ああ天皇とボクの五十年
・姑娘
・白い旗
・沖縄に散る ーひめゆり部隊哀歌ー
・壮絶!特攻(貸本戦記漫画作品)

[解説]吉田裕(一橋大学名誉教授)
・孤立するラバウル
・天皇と軍隊
・中国での戦い
・アジア・太平洋戦争と日本軍捕虜
・敗戦、日本的組織の問題点

戦争は人間を悪魔にする。

目次

[漫画作品]
・鬼軍曹~それは何だったか~
・波の音
・ああ天皇とボクの五十年
・姑娘
・白い旗
・沖縄に散る ーひめゆり部隊哀歌ー
・壮絶!特攻(貸本戦記漫画作品)
[解説]吉田裕(一橋大学名誉教授)
・孤立するラバウル
・天皇と軍隊
・中国での戦い
・アジア・太平洋戦争と日本軍捕虜
・敗戦、日本的組織の問題点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BluePlanet

5
★4.0(4.13)2022年7月発行。著者水木しげる氏は2015年11月93歳で逝去。1945年は23歳だったんですね。今回の本は1961年から1995年までにビッグコミック、月間漫画ガロなどに掲載されたものを一冊に纏めたもの。それにしてもこの太平洋戦争はなんだったんだろう。精神力だけで勝とうとしてのか。今にして思えば、陸軍、海軍はもとより、それをとめられなかった昭和天皇の戦争責任も重いのだろう。原爆が落とされなかったら、一億総玉砕日本自体の国が存在していなかったかもですね。なんて無謀な戦争だったのか。2025/07/06

すうさん

3
図書館本。「戦争と日本」敗走編と比べると、水木しげるの絵のタッチがとても劇画調になる。こちらは生き続ける人間の物語ではないからだろう。決死、いや生きて戻れぬ必死だからこその劇画なのだろう。ユーモラスな水木しげるがこの漫画を描きながらものすごく力が入っているように想像できるし、泣いているのかもしれない。戦争の本を描き終えた彼の疲労感はどうだろうか。伝えるべきものであるがゆえに、描き方には作家の思想が強く反映する。ほとんどの特攻兵のように、日本ではなく自分の父母兄弟、それと仲間へのレクイエムであると感じた。2022/10/19

シュウヘイ

2
戦争漫画、今の日本人の大半は知らない世界 でも海外ではリアルに戦争が繰り返されている2023/11/29

たけのこ

1
水木しげる先生が描く戦争のお話。体験記だけではなく、創作として描かれたものもありますが、戦争の空気を知った先生が描いているという説得力があります。 後半の作品はあまり先生らしいタッチじゃなくて、逆にちょっと新鮮でした。2024/07/15

菊川ねこじ

0
戦争とは台風のようなものでバカ正直に立ち向かわず身をかがめて去るのを待った者が勝利者だったかもしれないーー戦争というものは10人100人死んでもどうにもなるものではない…大きな集団の力と力だー特攻に志願?お前はバカだ。おまえはたやすく死んでいく。だがおまえは再び生まれてはこれないのだ。2024/09/02

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