講談社の創作絵本 おつきさんのぼうし

著者名：高木さんご【文】/黒井健【絵】

講談社（2022/08発売）

• ISBN：9784061325531

内容説明

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ある夜、おつきさんが、街で人気の帽子屋さんに、自分の帽子を作ってほしいとたのみにきました。
腕のよいおじいさんも、おつきさんにぴったりの大きな帽子は、作ったことがありません。でも、暗い夜もいつも明るくてらしてくれるおつきさんのために、とびきりの帽子を作ってあげたいと思いました。
さあ、おつきさんがおじいさんに頼んだ帽子とは……？
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感想・レビュー

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[masa@レビューお休み中]

お月さんが、帽子屋さんなのかと思っていたら…。お月さんのための帽子という意味だったんですね。お月さんは、空から丘の上にある一軒の帽子屋さんを見てました。帽子屋さんには、おじいさんがいて、とてもうつくしい帽子を作っているんです。しかも、その人にピッタリのたったひとつの帽子を作ってくれるんです。魔女の親子、海賊の船長、手品師などなど…。どんなお客さんも、お店をでていく頃には笑顔になっています。そして、それを見ていたお月さんも、帽子屋のおじいさんに自分の帽子を作ってほしいと頼むのです。

2014/11/04

[新地学@児童書病発動中]

愉快な絵本です。おつきさんが、帽子を欲しくなります。丘の上の帽子屋さんの鮮やかな仕事ぶりに、感心していたからです。ある日とうとう帽子屋さんに、帽子を作ってくれるように頼むのですが……。帽子をかぶっているおつきさんを見たことはありません。はにかみ屋なのかもしれません。でもきっと３つの帽子を持っている、と思うようになりました。この本を読んだからです。これからは注意深くおつきさんを見るつもりです。帽子をかぶっているのに気づいたら、似合いますね、と言うつもりです。

2017/09/25

[ぶんこ]

お月様と森、小さな家といった背景の絵が、黒井さんは抜群で、私の心をとらえます。 いいなぁ、いいなぁとため息。 海賊の帽子が一番お似合いだと思ってしまいました。

2015/03/03

[はるぽん🐰道草中🐱]

丘の上にある帽子屋さん☆おじいさんが作る帽子はとても美しく、型くずれのしない丈夫な帽子なので、たくさんの人が買いに来ます。そんな帽子屋さんを、空の上からいつも見ていたお月さん～自分も帽子が欲しくなって、おじいさんに頼みます。お月さんのために大きな大きな帽子を作るおじいさんってすごいな！そして３つの帽子(３つの秘密)を作ってもらいましたよ。帽子をかぶるとっても可愛いお月さんが、暗い夜をほんのり照らしてくれるなんて～そう思うと、夜は寂しくないね、楽しくなるね(*^^*)

2014/11/28

[そうさん]

5歳4ヶ月。お月さまの帽子は月の満ち欠けを意味しているとは！内容も絵も素敵な本。お月さまが海賊の帽子を被っているときに、じっと海賊が宝を隠しているところを見ていたという部分で、私は深読みしすぎて、お月さまが帽子屋のおじいさんに宝の場所を教えて、おじいさんは大金持ちに…などととんでもない方向のことを考えていた。うーん、心が汚れているのか、私。 さんごさんの在住されている市町村が、まさに地元だったので、勝手に親近感をもった。

2019/12/05