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内容説明
アトピー性皮膚炎に苦しむ6年生の玉絵(たまえ)は、若いおじの桂(けい)さんと海辺の温泉へ治療湯治にいきました。 そこは、オチバクライという土の神さまと、ホルトダヌキという人間そっくりに化けるタヌキの伝説の里でした。ある日、犬に化けたホルトダヌキにみちびかれてクレヨン王国に入った玉絵は、オチバクライととんでもない約束をしてしまいます。
●こんにちは。わたし、「おたま」こと、柴野玉絵(しばのたまえ)です。いまのわたしのだいいちの親友は、アトピーちゃん。この子とは、早くバイバイしたい! せめてすこしでもおとなしくしてもらおうと「ムジナの湯」で湯治しているの。いなかの海辺の温泉じゃたいくつだろうって? とんでもない。このあいだは、わたしそっくりに化ける、伝説のホルトダヌキとお友だちしちゃった。そんな「お話」みたいなことって、ほんとにあるんだね。しかも、彼はまた現れる予感がする。なんか、おたま、わくわくしちゃうね!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
57
アトピー性皮膚炎に悩む小学6年生の玉絵は、叔父さんの桂ちゃんと一緒に、海辺の温泉へ治療湯治へ。そこは、オチバクライとホルトダヌキの伝説の里だった。 この作品も子供の頃大好きだったもの。「黒の銀行」と骨格は似ているのだけど、季節は秋だし、物語を彩る飾りは全然違って、あちらとはまた違う自然の恵みが感じられる本。 百歳おばのキャラクターと、彼女が作ってくれるお料理の描写が、やっぱり好きだな~(´▽`*)2017/12/27
レモン
37
幼少期未読の茶色の学校。これpart2が特に値上がりしてて、苦労して手に入れたらKindle版が出てて少し萎えたが、電子より紙で読みたいシリーズなので結果オーライにしておく。アトピー治療のため湯治にきた小学6年生の玉絵が、ホルトダヌキに導かれクレヨン王国へ迷い込んだところでpart1は終了。昔神様と結んだ契約など破棄して学校を廃校にしてしまい、道路を造り観光地として町を活性化させたい町長一派との対立構造。私もアトピーは玉絵ほど酷くないが、毎日痒くて堪らないので湯治で治るなら行きたい。2022/11/21
野々花
1
★★☆☆☆ まだPART1。ラストにようやくクレヨン王国らしさが出てきたところなので感想は難しいですが、百歳おばとの関係がどんどん身内のような距離感になっていくのが少し懐古的な心持ちにさせられます。キノコの情報量が多い(笑)タヌキは気になります。2022/12/03
楓
1
秋になると思い出す本。表紙に描かれてるホルトダヌキが可愛い。2021/11/07
みわこ
0
アトピー性皮膚炎に苦しむ6年生の玉絵は、若いおじの桂さんと海辺の温泉へ治療湯治にいきました。 そこは、オチバクライという土の神さまと、ホルトダヌキという人間そっくりに化けるタヌキの伝説の里でした。ある日、犬に化けたホルトダヌキにみちびかれてクレヨン王国に入った玉絵は、オチバクライととんでもない約束をしてしまいます。2018/06/18