みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。

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みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。

  • 著者名:岩井俊憲【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン(2022/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784799328965

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内容説明

結局、建設的なリーダーがうまくいく。
組織で起こりがちな「恐怖によるモチベーション」と「正義感による分断」を
アドラー心理学に基づいた、ちょっぴりドライで優しいリーダー論で解決。

【「はじめに」より抜粋】
アドラー心理学が、今の多様化し、フラット化した職場にこそ役に立つと私が思う理由は、大きく三つあります。

①アドラー心理学は「横の関係」を大切にしている

アドラー心理学では、人間関係を「横の関係」でみなすことを大切にしています。
親子関係、教師と生徒、カウンセラーとクライアントでも「上下関係」ではなく、
「同じ人間」「フラットな関係」ととらえるのです。
これは会社組織でも、もちろん同じです。
今は、あなたがリーダーで、部下は立場上、部下であるけれども、
上下関係ではなく、役割の違いにすぎないのです。
フラット化した今の職場にとって、とても合った考え方といえます。

②アドラー心理学は「建設的」という視点を大切にしている

アドラー心理学では、ものごとを 
「正しい/間違っている」「良い/悪い」といった視点で判断するよりも、
「建設的/非建設的」といった視点を大事にしています。

リーダーなら、部下同士の考え方が合わない、
意見がぶつかる場面に立ち合うこともあるでしょう。
価値観が多様化した今なら、なおさらです。

そんなときにこそ、この「建設的」「有益」の視点を大切にしてほしいのです。
「今から、目的のため、未来に向かって、何ができるか」の
解決策をリーダーも部下もお互いに考え、話し合う。
こうした姿勢が大切なのです。

③アドラー心理学は「共同体・社会への貢献」を大切にしている

さらに、アドラー心理学は、「共同体」の視点をとても大事にします。

「共同体」とは、「人間の複数体」の意味で、
家庭や会社、地域社会、国家のことなどです。

先ほど「建設的」「有益」という視点が大切だと言いました。
しかし、これには「自分にとって」だけではなく、
「チームにとって」「会社にとって」が加わるのです。

自分が所属するチームや会社にとって、
「建設的かどうか」「有益かどうか」が重要なのです。
つまり、アドラー心理学は、
「チーム」「組織」をとても大事にする心理学なのです。

<目次> 
1章 「建設的」な視点をもつ
2章 価値観をチューニングする
3章 部下の言動に反応しすぎない
4章 安心・信頼できる職場をつくる
5章 目的・目標を掲げ続ける

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

44
建設的であるためにはを考えた。先のために、どうやってたどりつくか。先ずは、他責ということになりがちなのが、人の世の常。そこで、どう考えるのか。2025/02/17

Akki

15
リーダー向けのような書き口だが、どの立場の人間であっても使えるようになれば良い考え方や行動を示している。ビジネス書というより、人間関係の健全な形成方法を提案する本という感じ。アドラー心理学をかじるには悪くない一冊。ライトに読める分、深みはあまりない。ビジネス誌のコラムっぽいかな。2023/02/19

ひめぴょん

13
仕事を進めていくためには「判断・ジャッジ」より「解決策」。「できること」に目を向ける。これは、仕事のみならず、家庭においても当てはまると思いました。このタイプの本もたくさん読みましたので、真新しい感じはありませんでしたが、まあ良かったです。与えられた環境・条件の中で何をするか。「建設的な方向に進もう」と心に芯を持つ。→同じ条件でも違う思いを抱く人がいる。どうせなら、建設的な考えを持って動いた方がいい という話。怒っている人の原因を探すのではなく、不機嫌な「目的」を考える。その方が解決策を見つけやすくなる2022/11/12

アイロニカ

11
タイトルに惹かれて買ってしまった。これまでアドラー心理学は科学的ではないとか向き不向きがあるとか色々思うところはあったが、個人的な信仰においては有効だと考えている。本書ではアドラー心理学の理念、理想的な在り方を援用してチームが対立・破滅に向かわないための姿勢を説いている。トヨタのカイゼンなどで用いられる「なぜなぜ分析」が担当者の無力さと環境の不備を責める「なぜなぜ攻撃」に堕してしまうのは、それはそうとつくづく思う。今読んでる『否定しない習慣』と重なる部分も多く、自分なりに考えを深めていきたい。2023/03/05

はとむぎ

10
価値観が多様化した現在。人それぞれの大事にしていることが異なる。ねばならない思考から生まれた私的論理の押し付けは、職場雰囲気を壊してしまう。リーダーが悩みがちな職場の人間関係の問題にヒントを与えてくれる良い本でした。2025/02/09

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