内容説明
憎らしくて、愛おしい。
孤児だったビアンカは自分を引き取り育ててくれたノエルに、恋心を抱いていた。
ノエルから『妹』へ甘い慈しみを向けられるたび胸が苦しくなってしまう。
想いが叶わなくてもそばにいられたら、そう思っていたのにノエルに縁談が。
焦ったビアンカが気持ちを告げた途端、
憎しみに満ちた眼差しで「忌まわしい姦婦」と罵られ、無慈悲に身体を押し拓かれてしまう。
甘やかで平穏な日々は、欲望をぶつけられるものに変貌し――!?
闇を抱えた大富豪×復讐のために買われた少女、
ねじれた執着愛は深く堕ちて――。
【目次】
序章
第一章 秘めた想い
第二章 堕ちた小鳥
第三章 凍りついた過去
第四章 殉愛の迷路
第五章 揺らめく真実
第六章 死の天使が羽ばたくとき
終章
あとがき
【関連ワード】
ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
6
読み終えたあとで改めてタイトル見てしっかり回収したなと思うなど。孤児で宿屋の家族に痛めつけられて弱っていたヒロインを大金をはたいて買ったヒーロー。そこから彼の妹として過ごしてきたヒロインだが、徐々にヒーローへの恋慕を抑えきれなくなり、ベッドにもぐり込むけれど、優しかった兄が突如冷たく変貌して……という感じ。どう考えてもヒロイン母は悪くないよなと思いつつ、悪くなかったどころかもっと胸くそな事実が明らかになっていって「うわぁ」だけどもソーニャ的ゆがみでいかにもって感じ。ヒーロー悪徳大帝まっしぐらやね。2022/08/11
kopan
0
なんともソーニャらしい作品でした。2023/07/20