文春e-book<br> ぼくらに嘘がひとつだけ

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文春e-book
ぼくらに嘘がひとつだけ

  • 著者名:綾崎隼【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2022/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163915685

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内容説明

才能を決めるのは、遺伝子か環境か?

エリート棋士の父を持つ京介と、落ちこぼれ女流棋士の息子・千明。二人の“天才”少年は、またたく間に奨励会の階段を駆け上がる。期待を背負い、プロ棋士を目指す彼らに、出生時に取り違えられていたかもしれない疑惑が持ち上がる。才能を決めるのは、遺伝子か環境か?運命と闘う勝負師たちの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

122
熾烈な勝負、勝ち上がりと生き残りをかけた棋界の知られざる内幕が舞台。そこで生き抜く棋士、夢追い挑む少年、夢破れ去る棋士達を軸に、彼・彼女らの執念や嫉妬にミステリー要素も絡め描く作品。作者が描こうとしたテーマは読み手でいかようにも解釈できそう。親子の確執、勝負と友情、境遇への怨嗟がもたらす凶行、あるいは終盤まで読み手を ? で引っ張る、二重底のミステリー。楽しめる要素は多々あり。帯の惹句「才能を決めるのは遺伝子か?環境か?」は確かに目を惹く。しかしこれが本書のテーマではないことだけは、間違いないだろう。2023/04/15

ma-bo

88
新生児の取り違え(いや、すり替えだと思うのだが…)疑惑と、元女流棋士の母親二人、エリート棋士の父親、ライバル関係の少年二人、過酷な棋士の勝負の世界を織り交ぜた物語。「才能は遺伝子か?、環境か?」そして取り違え問題で良く議論される「産みの親か?育ての親か?」感想が難しい…僕らに嘘がひとつだけ。題名の意味が最後に分かる…。プロ棋士になる為の厳しさや将棋界のシステムを知る事が出来る作品でもありました。2022/11/12

おつぼねー

84
勝負の世界の臨場感や苦悩は伝わった。テーマの「才能は、遺伝子か環境か」にも思いっ切り言及している。でもう~ん、こういう結末アリ~?この先みんなが不幸街道まっしぐらにならない?2023/02/26

mike

82
才能は遺伝子なのか、それとも環境によって生まれるのか?そして長きに渡って築き上げた親子の絆は血縁の有無で崩壊してしまうのか?産院での取り違い疑惑をベースに話は展開する。落ちこぼれ女流棋士睦美、棋士である父のエリート教育に反発する厚仁、そしてその息子の天才棋士京介。彼等の視点からの話で物語は構成されている。話は二転三転して真実がなかなか見えないが、最後にようやく表題にある嘘が何故生まれたのかを知り、物語のテーマの答えが見える。魂を賭けた嘘に込められた切なる思い。そういうことだったのか・・・2022/11/07

広井啓

78
赤ん坊取り替え事件とプロ棋士を目指す奨励会会員の物語。前者は是枝監督、福山雅治主演の「そして父になる」を思い起こさせる。後者は既知のことが多かったとは言え、将棋好き(最近は専ら見る将だが)の自分には恰好のテーマ。赤ん坊の取り替えが起きるのは才能を伸ばすには遺伝より環境の方が重要と考える母親が居たから。同じ志を持つ年の離れた親友と早過ぎる病死、産まれが一日違いのライバル中3生の友情、子を思う親の愛情、シングルマザーの子育てなどを何人かの登場人物が現在と過去を行き来しながら語る体裁。2022/08/29

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