岩波ブックレット<br> 外国人労働相談最前線

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岩波ブックレット
外国人労働相談最前線

  • 著者名:今野晴貴/岩橋誠
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 岩波書店(2022/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784002710617

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内容説明

これは一部の「酷い」経営者の問題ではないーー.コロナ禍により日本で働く外国人の立場の弱さが鮮明になった.働く留学生,技能実習生,インバウンド雇用者など,かれらが苦しんでいる要因とは何か.急増した労働相談の現場から,辞めさせやすく転職しづらい労働の実態を描き出し,現状の法的枠組みからの脱却を訴える.

目次

はじめに 外国人労働者に対する人権侵害が蔓延する日本社会
第一章 外国人の働く職場の実態
第二章 私たちにできること
第一節 なぜ権利が主張できないのか
第二節 問題解決のために
第三章 外国人労働者と日本社会
第一節 世界システムと移民
第二節 外国人の権利支援
第三節 外国人と日本の雇用

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Narr

10
「外国人労働者」の多くは「留学生」や「技能実習生」などであるが、彼ら・彼女らは日本での労働と引き換えに転職の不自由と多額の負債を背負わされた「債務奴隷」であることがよくわかった。労働相談をしようにも、在留資格の問題で労働法にアクセスできない問題と、それを都合よく利用する企業と社会。特に重要な問題点は「外国人労働者」含めて未だ労働問題の多くが労働問題として社会に認知されていないことのように思う。各種法改正・制定の必要の前に、彼ら・彼女らの現実に生活を依存して「帝国的生活様式」を再生産する己と向き合いたい。2022/12/25

awe

6
2022年4月刊行の書。著者は著名な労働運動系NPO代表の今野晴貴ら。技能実習制度や留学生として来日して働く外国人の窮状についての事例ベースの詳細なレポートと、それに対するPOSSEの行ってきた活動、成果がコンパクトにまとまっておりわかりやすい。筆者は社会学博士ということもあり、世界システム論など構造的な背景への言及も忘れない。◆興味深い事例を幾つか。まずは外国人労働者の働く会社が、そのパスポートを預かるケースが多いということ。これ自体は違法ではないが、これが為されることで外国人労働者は転職活動ができない2023/05/28

フリウリ

1
日本における外国人差別を知るために読む。●外国人労働者の多くは「債務奴隷」●労働法上は日本人も外国人労働者も平等だが外国人には在留資格が必要●在留資格で定められた活動に従事していないと資格が取り消されることに、外国人労働者が声を上げづらい要因がある●外国人労働者を取り巻く多くの問題は日本人の下層労働者の問題と共通、連帯の必要性●多文化共生やSDGsが掲げる目標の実現には、現場での権利主張や闘争によって、企業を動かす必要がある●第三世界の犠牲の上に営まれる先進国の「帝国的生活様式」の見直しもまた 8/10 2022/09/12

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