自意識(アイデンティティ)と創り出す思考

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自意識(アイデンティティ)と創り出す思考

  • ISBN:9784908148170

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内容説明

人生やビジネスを創り出すのに自分が何者かなんて関係ない!

人生やビジネスを創り出すのに自分が何者かなんて関係ない!
―理想や才能にとらわれずに望む人生を生きる

【本文より】
読者の中には、いい自己イメージが大切だとずっと聞かされ続けてきた人もいるかもしれない。
しかし本書を読むうちに、自己イメージなど全く大切ではないということがわかるだろう。
本当に大切なのは、いかに効果的に自分が生きたい人生を構築できるかなのだ。
本書では、そのことを構造的、精神的、心理的、医療的、そして生物学的次元で次々と解き明かしていく。

【著者】
ロバート・フリッツ
組織コンサルタント、アーティスト。ロバート・フリッツ・インク社の創立者。ロバート・フリッツは、30年以上にわたる研究を通じて構造力学を発展させてきた。創り出すプロセスの領域から始まった取り組みは、やがて組織、ビジネス、マネジメントの領域へと広がった。ピーター・センゲらとともに、イノベーション・アソシエイツ社の共同創立者でもある。主な邦訳書には『偉大な組織の最小抵抗経路 リーダーのための組織デザイン法則』、『Your Life as Art』 (ともにEvolving))がある。

ウェイン・S・アンダーセン
医師。テイク・シェイプ・フォー・ライフ社の共同設立者。何千人ものヘルスコーチとヘルスプロフェッショナルのチームを率いて、人々が最高に健康的な生活を送るための支援や力づけを行っている。その領域は、メンタル、スピリチュアルからフィジカルまで多岐にわたる。

田村洋一
組織コンサルタント、教育家。メタノイア・リミテッド代表。ピープルフォーカス・コンサルティング顧問。バージニア大学ビジネススクール経営学修士(MBA)。野村総合研究所、シティバンク、外資系経営戦略コンサルティング会社で、企業等のプロジェクト組織運営に携わる。現在は、企業人教育、人材育成、組織開発のためのエグゼクティブコーチング、マネジメントトレーニング、ファシリテーションなどの活動を行う組織コンサルタント。

武富敏章
東京生まれ。幼少期をアルゼンチンで過ごす。上智大学法学部国際関係法学科卒業後、1989年に日産自動車(株)入社。メキシコ勤務を含めラテンアメリカ地域マーケティング&セールスに携わった後、課題解決ファシリテーション、社内コーチング、ダイバーシティ推進などに従事。現在は翻訳の道に進む傍ら、同社の人材育成に非常勤で携わっている。

目次

創造という名の冒険の世界
日本の読者のみなさんへ
第1章 自意識(アイデンティティ)
第2章 「理想」と「嫌な思い込み(ビリーフ)」
第3章 あなたは誰?
第4章 目に見えない構造
第5章 ポジティブ思考は有害だ
第6章 構造が変われば行動が変わる
第7章 内なる脅威
第8章 才能と完璧さ(パーフェクション)という思い違い
第9章 役割とステレオタイプ
第10章 自分の存在を正当化しようとする過ち
第11章 創作者と創作物
第12章 自分自身を追いつめる
第13章 自意識と偏見
第14章 自意識が肥満を生む
第15章 広告に踊らされる自意識
第16章 個人と社会
第17章 教育やトレーニング、コーチング、コンサルティング、セラピーの場合
第18章 ふたつの世界
終章 真の創造プロセスに向かって
謝辞
訳者あとがき
用語集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

21
要約すれば「我(自意識)を忘れて”志”や”価値観”にフォーカスせよ」ということ。多くの自己啓発本には”自己肯定感を持て”とか”自分を愛そう”と書いてあるが、成功者たちは自分のことをそれほど愛しているわけではない。成功できない我々は”理想”と”嫌なビリーフ”の間の緊張関係の中で揺り戻しに苦しんでいる。この緊張関係の構造を変えて、”成果のビジョン”と”今の現実”との緊張関係に変更できれば前進できる。確かにそうだしても緊張関係を変えるにはどうしたらよいかまではわからない。後はセミナーへ参加ということなのだろう。2019/08/16

テツ

17
アイデンティティにまつわる諸々が人生のテーマになったことがないので完全に他人事だったけれど興味深い内容でした。自分の内側にではなく、視点は外側へ。内側に渦巻き自らを形成する(と思い込んでいる)ありとあらゆるモヤモヤではなく、自分自身の働きかけにより外側に起きた結果を、成果を、しっかりと観察する。自己を構築するために必要なのは自分の奥底を沈み込むことではなく、外側をしっかりと意識して関わり続けていくこと。2023/04/16

アカツキ

8
「自分は何者なのか」ではなく、「自分にとって大切なことをどれだけ創り出せているか」にフォーカスを移そう。(p.29)自己啓発系でよくある「自分を愛そう」「ポジティブ思考」を否定。辛辣さも相まって新鮮な印象を受けたけれど、自意識の横やりを受け流して目標に集中するための具体的な方法まで触れられていないような…。目の前のことに集中しなさい、ということかな。2019/04/18

うららんぼう

6
自分を変えられない人は「揺り戻しパターン」に陥っており、そのパターンから抜け出すには、フォーカスを「自分をどう思うか」から、「自分に何を望むか」「創り出したい成果」に移すことが肝要とのこと。他の本でも挙げられているような研究結果を持ち出し、自己肯定感を高くすることを否定する。確かに自己肯定感を高める努力をするだけではダメなのはわかるが、その先の具体的なアクションプランについて明示しておらず消化不良。結局「ありのままの今の自分を認めつつ、望む成果に向けて前向きな努力が必要」という当たり前の結論に行きつく。2019/03/11

ATS

6
★☆☆斜め読み。いまひとつ。要は目的本位(目的を目指して生きる)ということ。本著でいえば目的は創作物と言い換えられるかな。2018/11/18

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