- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
ぼくは街でひとり暮らす猫。だれもぼくのことを気にとめない。道端の石ころと同じ。でもある日「こんばんは」と声をかけてくる人間がいた。紙版画で描く、ある黒猫の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
229
続いて第二弾、坂本 千明、2作目です。紙版画で描くある黒猫の物語、雰囲気があって素敵な絵本だにゃあ😸 https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n36831.html https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n36966.html2020/09/18
やすらぎ
182
人は見たいものしか見えない。道端に咲く花だって少しの人しか立ち止まってくれない。そこに転がる石ころなんて誰も気に留めてくれない。偶然足下にあれば蹴飛ばされるだけだろう。声にしたとして誰が気づくのだろう。このまま独り静かにいられたら何も寂しくはないだろう。そんな心境のねこが街を歩いていたらどうだろう。届かない声が聴こえるだろうか。こんばんは。そのひと声が温かく感じる月夜が訪れるまで、寒さを知ることもないだろう。それを強さというのだろうか。助けてくれる存在はきっとどこかにいる。感情について考えさせられる絵本。2025/03/23
馨
145
絵本。黒猫の絵が可愛くて読みました。ノラネコは感情を押し殺していつもこんなふうに誰からも気に留められないようにひっそり生きているのかと思うと切なかったです。幸せな猫が増えてほしい。2021/08/01
シナモン
138
誰も気にとめない。石ころと同じ。だまっていればぼくらは平和だ…野良猫の気持ちが切なかった。どのページも猫の表情、仕草が愛おしくて惹き付けられた。2021/09/16
ぶち
117
読友さんのレビューに魅かれて手に取りました。あの『退屈をあげる』の坂本千明さんが紙版画で描き出す一人で生きてきた黒猫の物語。"声をだしては危険と教わったから、ぼくの声はぼくの中にだけある。そうだろう?いしころ"....孤高の猫なんだなぁ、と思いながら捲った見開きのページで、私の感情が一気に高まりました。喋らなかった黒猫が声を限りに思いっきり叫んでいるんです。心の中の気持ちを素直にそのまま声に出して伝える相手がいることの幸せ。ぎゅっと抱きしめて、"いいんだよ、たくさん声をだしても"と愛おしくて、愛おしくて.2020/12/17
-
- 電子書籍
- じゃあ、君の代わりに殺そうか?【分冊版…
-
- 電子書籍
- やわ男とカタ子 分冊版(5) FEEL…
-
- 電子書籍
- 人を操る禁断の文章術 無料お試し版
-
- 電子書籍
- 綺羅星波止場 河出文庫
-
- 電子書籍
- チェーザレ(10) 破壊の創造者