メディアワークス文庫<br> 物産展の女

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メディアワークス文庫
物産展の女

  • 著者名:桑野一弘【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2022/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049145465

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内容説明

老舗百貨店かねた屋の食品バイヤー・蓮見春花は、社運をかけた九州物産展を担当することに。張り切る春花の前に突如、謎の上司が現れた。
「あなたにバイヤーの資格はない!」
真っ赤なスーツにサングラス。奇妙な姿に圧倒的オーラを纏う女、御厨京子。どんな気難しい店主も口説き落とし、関わる物産展は軒並み大成功。本物を見極める厳しい目と強引な手法で恐れられる、伝説の〈物産展の女〉だった――!
型破りな御厨に振り回されながらも、人の心を動かす彼女の哲学に春花も変わっていく。

伝説の女が、食を通して、人を、世界を変える! 老舗百貨店を舞台に、食のプロたちが命がけで見つける、極上のおいしいグルメ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さくら★もち

32
食品バイヤーとして初めて百貨店の九州物産展を任された春花。大食いキャラで入社という色物扱いを打破するため何としても物産展を成功させたい彼女が出店者候補の店を訪ねると、そこには赤いスーツを身にまとった伝説のバイヤー・御厨京子がいた。出店を渋る店主の事情や料理人としての思いを即座に汲み取り、だいぶ強引なやり方ながら相手とじっくり向き合う御厨と、そんな御厨の姿勢に食品バイヤーの何たるかを学び成長する春花の師弟関係がよかった。客、出店者、料理人、生産者すべての人の幸福のための物産展…あぁ、行きたい!(*´ω`*)2022/09/09

むつこ

28
表紙のイメージではもう少し笑える楽しいお仕事小説だと思ったので「あれ~?」と、しみじみした読後感だった。食べるのが大好きな大食漢の主人公・春花は念願の花形バイヤーとして九州地方に出張、すると、食べなくてもわかるという伝説のバイヤー・御厨と出会う。ラスト、食べない理由がミステリーになっていた衝撃にびっくり。宮崎ラーメン、たべてみたい。2023/07/17

丸々ころりん

15
社運を賭けた物産展を担当する蓮見春香 只々おいしければ良い 出店者は老舗百貨店だからと言って一つ返事は了承して貰えず…突然現れた上司を名乗る伝説バイヤー御厨京子 常識では考えられない方法で相手の懐に入り込み,出店を了承させて行く。反発しながらもその何故?そこまで出来るのか⁇ 彼女の信条をがわかった時に春香のバイヤーとしての自覚が芽生える。2023/11/14

栗山いなり

9
食品バイヤー・蓮見春花が上司となった伝説のバイヤー・御厨京子に振り回されながら九州のグルメを探し求めるお仕事小説。読み終わった後すごい小説に出会ったなと真っ先に感じた。破天荒ではあるけれどそこに確かな情熱と信念を持つ御厨京子の仕事ぶりとそこから導き出される物語を堪能させてもらった2022/08/13

sugar&salt

8
食品バイヤーの蓮見春花は社運をかけた九州物産展を担当することに。自分の評価を覆すために、物産展を成功させようと張り切る春花の前に伝説のバイヤーである御厨京子が現れる。型破りな方法で店主を口説き落とす京子に振り回されながらもバイヤーとしての在り方を学んでいく春花。 出てくるラーメンとか海鮮丼とか美味しそうで、物産展に行きたくなってくる。2023/11/22

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