角川文庫<br> スワン

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角川文庫
スワン

  • 著者名:呉勝浩【著者】
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  • 特価 ¥440(本体¥400)
  • KADOKAWA(2022/07発売)
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  • ISBN:9784041127575

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内容説明

ショッピングモール「スワン」で無差別銃撃事件が発生した。死傷者40名に迫る大惨事を生き延びた高校生のいずみは、同じ事件の被害者で同級生の小梢から、保身のために人質を見捨てたことを暴露される。被害者から一転して非難の的になったいずみのもとに、ある日一通の招待状が届いた。5人の事件関係者が集められた「お茶会」の目的は、残された謎の解明だというが……。文学賞2冠を果たした、慟哭必至のミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

196
★★★★★★★★☆☆ミステリ二冠に輝いた呉勝浩の長編。大型ショッピングモール「スワン」で21名の死者を出す無差別テロが発生する。九死に一生を得ながら世間の批判に晒された高校生・いずみの元に届いたのは、事件の生存者を集めた「お茶会」への招待状だった…。あの日、あの場所で何が起こっていたのか。誰が嘘をつき、何を語らなかったのか。一人の老婆の死の真相を解き明かすために、更に意外な事実が浮かび上がる。その緻密な構成に瞠目した。生存者は幸せを享受してはいけないのか。白鳥の湖の調べに乗せて織り成す、少女の再生の物語。2023/12/27

stobe1904

132
【銃乱射事件後を描くクライムノベル】ショッピングモールのスワンで銃乱射事件が発生した。犯人は自死したが、生存者の一人で高校生のいづみは事件を語らうお茶会に誘われ、足を運ぶが…。銃乱射事件という非条理な状況下で生き延びるために取った行動や隠したことが、明らかになるさまは圧巻。バレエの白鳥の湖になぞらえたような、いづみの事件と向き合い、再生していく姿がとても印象的。重い読後感だが、魂を揺さぶられるような読み応え十分な作品だった。★★★★★2023/12/12

のり

116
ショッピングモールで起きた無差別殺人・犯人の動機は身勝手なものだった。世間の批判は犯人へと向いたが、やがて生き残った被害者の行動に矛先が変わった。そんな折に関係者5人が集められ、事件での時系列の行動を元に解明を求められるが、それぞれ何か隠している感が漂う。命を落とした者の無念・残された者の悲痛。事件前の心持ちにはもう戻れないが、少しでも日常を取り戻して欲しい。2022/11/09

Kanonlicht

109
ショッピングモールで起きた銃乱射事件の生存者が集められ、事件の真相を探るべく当日の行動や見聞きしたことを語り合う。参加者はそれぞれ心に傷を負い、人には明かせない秘密を抱えていた。その時々で最善と信じる行動をとった結果、思いもよらぬ悲劇につながることは確かにあると思う。その場にいた当事者の心理は誰にもわからない以上、起きたことだけを見て他人がとやかく言う資格はない。事件を多層化して見せるのは著者の得意技だけど、この作品は一本軸があり、まとめかたも素晴らしい。2023/10/03

toshi

104
2019年の吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞ダブル受賞作。呉氏の大ファンなので、本作を手に取りました。舞台は大型ショッピングモール「スワン」。そこで無差別銃乱射事件が起こり、20人以上が死亡します。この犯人達を主役に物語が展開すると思いきや、これは単なるプロローグなのだから、呉氏恐るべしです。ストーリーは事件を生き残った被害者達を集めた怪しいお茶会を中心に進んでいき、そこは凄まじい心理戦が繰り広げられます。被害者とは何かを改めて問われます。将来呉氏は直木賞を獲るのではないかと感じました。2024/09/01

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